攻撃の本懐は0死1塁をいかに活かすかにあり!
野球にはある意味「双六」の要素があります。3つのアウトを取られる前に、ランナーを4つ進めてホームベースにたどり着ければ1点入るという事になります。普通に考えると、1アウト毎に1つ塁を進めても最大3塁までしか進めず、得点は入りません。という事は、3アウト中いずれかの時に最低2つ塁を進める機会がないと得点できないという事になります。これは最低条件です。この理屈から言うと、「0死2塁ならば3つアウトを使えば1点入る」計算になります。この場合、送りバント等で1死3塁、スクイズや犠牲フライ等で2アウトで1点入ります。なので、2塁への進塁の事を「スコアリングポジションに進塁」というのかもしれません。
しかし、「0死2塁」という事は先頭打者が2塁打で出塁または、1塁まで行ける条件で何かしらがあって2塁まで進んだという場合であって、前者の先頭打者の2塁打はそうそう出るものではありません。しかし、先頭打者が1塁に出塁するケースは1試合の中で結構あるケースです。後者は例えば、先頭打者が四球等で出塁してアウトにならないで走者が2塁に行くという事になります。そうなれば、上記の「0死2塁ならば3つアウトを使えば1点入る」の条件に合致します。得点の重要なポイントは「アウトにならず2塁までいかに進塁する(させるか)」に尽きます。
とはいえ、実際は難しいので1アウト使って送りバントで2塁に走者を進塁させる作戦がとられます。1死2塁ならば、2アウト中に1本ヒットが出れば得点の芽が出てきます。「アウトにならず」という条件は、あくまでもベターな条件とも言えますが0死2塁ならば1点は取れる計算が立ちます。
では、アウトにならず1塁走者を2塁まで進めるには?という事になりますが、一番効果的なのは「盗塁」です。失敗すれば1死走者なしのリスクはありますが、成功すれば2塁に走者を生かせます。リスク面で言うと、ヒットエンドランなども盗塁と同様のことが言えます。
端的に言うと「次の打者が出塁」すれば自動的に前走者は進塁するので2塁以上に行けます。ですから「1塁走者は隙あらば進塁すること、打者は出塁することに専念」するという意識が特に大切になってきます。一塁に出塁するパターンは何もクリーンヒットを打つだけではなく、四球、相手のエラー、振り逃げ、セーフティバントなどの内野安打などが考えられるので、固く考えずシンプルに「自分が生きること」だけを考えればよいと思います。
実際は相手もそれを防ぎに来るので難しいですが、心得として持つのと持たないのでは差が出るのでは?と思います。
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