大谷翔平選手の過熱ぶりと現在の日経平均株価の評価って似てませんか?

 大谷選手がLAドジャースに大型電撃移籍して数日経過しました。この間に電撃結婚報道もあり、世界レベルで大谷選手の過熱ぶりが止まりません。

 日本経済も負けてはいません。日経平均株価はバブル期(いつまで引っ張るの?)の最高値38,000円台を突破し、現在はあっという間に40,000円台に突入しました。

 大谷フィーバーはエンジェルス時代の実績が評価されての大型移籍ですが、個人的な見解は今後キャリアハイになる成績は残せないと予想します。大谷選手自身、記録云々は口にしておらず、ワールドシリーズ制覇を目標としています。ですので、個人記録に関しては特にこだわっていないようですが、ファンはそれを許しません。

 「大谷さんなら」と打席に立つたびにファンは期待するでしょうが、彼も勿論神様ではないので、そんなにやたらにホームランやヒットを打てるわけではないし、チームも全勝優勝できるわけではありません。過度の期待はその選手をだめにしてしまう事も多々あります。

 私感では、ドジャースの補強は某在京球団のやり口に見えてなりません。その球団はどうだったか?さほど優勝しまくった記憶はありません。また、スター選手が集まるとどうしても野球自体が大味になるため、細やかな戦略を立てにくいというデメリットが出やすくなりがちです。MLBの場合は大味な野球でもいいかもしれませんが、ポストシーズンでは必ずそういった場面が出てきます。その時に対応できるかがワールドチャンピオンに勝ち上がるカギになりそうです。仮にドジャースが「大谷頼み」(他の選手でも良い)になった場合、どうしてもその選手に依存しがちになり、仮に故障などして戦線離脱すると依存度が高ければ高いほどチームはガタつきます。

 一方、日経平均株価の方ですが、ここまで上昇した要員の一つはAI向けの半導体需要が高まり、某米企業の株価上昇がこの現象に一役買ったとか。更に日本では猫も杓子も「NISAへ投資だ」という事で、個人マネーが株式市場に流れ込んだのも一因であるとも言われています。株価というのはあれよあれよという間に上昇するものです。

 双方に言える事は「確固たる成長の根拠が不明確」であるという点です。勿論、大谷選手の活躍云々は、シーズンが始まってみないとわかりませんが、始まる前からの過熱ぶりは如何なものか?とも思います。株価もそうです。賃金が明確な上昇が見えていない現状で、上昇の度合いが激しいような気がします。株価は実体がありませんので、危険と言えば危険です。

 祭りの後は観客の引き際が早いです。日本人特有の「あ、そんな事あったっけ?」というプチブームにならない事を願います。

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