野球と確率の関係性(1)
私はたまにパチンコ・パチスロ・競馬・競輪・麻雀等の「ギャンブル」をたまに嗜みます。唐突ですが、女性の会話で「ギャンブルをする人はちょっと」というフレーズがよく聞こえてきます。はっきり言いますが、そういった方々(女性のみならず)は野球やスポーツを語るのはやめた方がいい、というか不向きであるというのが私の持論です。(なので、今回のWBCであったペッパーミルなるパフォーマンスの意味合い、私も知りませんが起爆剤、こっから行くぞという意味?をわからず河童橋に走ってコショウのミルを買う、にわかが余り好きではない)
なぜなら、あらゆるスポーツ特に野球には「ギャンブル」的な要素が多く、そこが勝負の分かれ目になることが多々あるからです。
考えてみてください。私は男性が「ギャンブルする人はちょっと」なんて会話している場面に遭遇したことが人生の中で一度もありません。もちろん、スポーツをする人やアスリートが全員ギャンブルをする、または好んでやるわけでもなく、全くしない、嫌いだと言う人も当然いるでしょう。ですが「ギャンブル(賭け)が何たるか?」という心得は十中八、九はあると思います。それは勝負の瀬戸際で必ず必要になってくる要素であり、それを知らないと逆に勝負に勝てないと私は考えます。
簡単な例で言うと、大谷選手が「ホームランを狙いに行く」と思って打席スイングするという場面は、まあまあな「ギャンブル」です。
ファールなしと仮定した場合、フルカウントで5球ですから「バットにボールが当たる確率(フェアボール)」(凡打や通常のヒット等、ホームラン以外ももちろんあります)は、単純に考えて1/5(2球は同時に打てない)=0.20すなわち確率的には20%でしかありません。その確率でバットにボールが当たったとします。それがホームランになる確率はおおよそどをれくらいになるかというと、大谷選手のその時の「打率」に「ホームラン率」(という数値があれば簡単)を掛けて前述の20%(0.20)をさらに掛けた数値が「大谷選手がホームランを打ちに行くとき、実際にホームランを打つ理論的な確率」になります。
大谷選手がその打席まで10打数3安打1HRだったとします。打率が0.300で、ホームラン率は10打数のうちヒットが3本、そのうちHRが1本なわけですから、0.300×1/3(ヒットのうちHRになる確率)という感じになるのでしょうか。
となると、
0.300×0.333=0.999(0.0999:9%)になります。仮に切り上げても10%で、そのうちの20%しかチャンスがないので、0.999×0.20=0.01998(1%)になってしまう訳です。さらに場面ごとの「重圧」を振り切らなければなりません。ヒットだけなら30%の確率です。これだけでもかなりの「ギャンブル」なのであって、野球はそれの連続で試合が進んでいくのです。それが冒頭の小話に連結します。
あくまでも私の適当な理論的確率ですが、チャンスの場面で「大谷だったらここで軽くホームランで逆転よね」なんて軽々しく知ったかで言われると「コイツ全然わかってねーな」と思われるのでやめておいた方がいい、というという中間的結論です。
次章では野球の試合に関する「野球と確率論」について書きたいと思います。
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