現時点での「野球とはどんなスポーツなのか?」という問いに対する自論
NPBも白熱した試合を展開し高校野球は夏の予選が始まるなど、漸くコロナ明けで野球も熱を帯びた時期になって来ました。
野球好きのみならず、女性や女の子も興味を持ちだしたと感じてはいるものの、今の子供達には人気が今一つであるという地域もあるのも事実です。
何のスポーツが人気か?という点に留まらまらず、スポーツ界の機運を底上げしようと、スポーツ庁のお達しにもある様に本腰を入れて来たという感はあります。
出来ることならば、衆院選挙後も継続して頂きたいので、室伏スポーツ庁長官には頑張っていただきたいと個人的には思います。
さて、標題についてですがそもそも「野球とは何か?どんなスポーツなのか」という問いについて、私的に一旦区切りがついたのでお話しようと思います。
日本においては以前、「野球」は「戦争の道具として使われた歴史がある」ことを書きました。しかし、今視点をちょっと変えたら上記の他に違う観点が見出せました。それは「守備位置の名称」を考えた時「実はこういう意味もあるのではないか」と思いました。
それは英語で「ショートストップ」が和名では「遊撃手」というポジション名であるという点です。よく考えると「フィールドプレーヤー」(投手と捕手以外の守備位置にいる選手の総称)の中で「遊撃って何?」名称って浮いてると思いませんか。正に「灯台下暗し」で私も最近改めて気づきました。
先程の「戦争」に関する記述に関係しますが「遊撃」とは今で言う所の「哨戒機」、要は「おとり、偵察」と言う意味ではないかと推しました。「遊ぶ」とは「ゲームをする」と言うような意味合いで捉えがちですが、「遊」という漢字を辞典で引くと、
「游」=下記になります。
<https://kotobank.jp/word/%E9%81%8A-650050>
(出展:コトバンクより)
この出展でいうと、私の自論に最も近い意味合いは[4]番になるでしょうか。自由に動く事が出来る、という事になります。この意味で戦争のシチュエーションにはめると自論に近い意味かなぁ、と思います。
しかし「遊撃」=「敵を引き付ける」という意味合いであれば、「誰をどういうふうに」引き付けるのか?という事になります。
野球のみならず、スポーツをやる上で必要になってくるのは「監督・コーチからのサイン」があげられます。監督コーチの考えを選手たちに「無言で」伝達します。声をあげたらばればれですね。ちなみにわたしはサインを覚えるのは苦手でしたが。
守備側にもサインはあります。投手と捕手、フィールドプレーヤー同志のものもあります。主に守備位置やピッチャーのコース、球種を内・外野に伝えるというものです。
簡単な例でいえば、捕手が「このバッターはプルヒッターだからピッチャーに内角を放らせる」と考えた場合、右バッターなら三塁手が三塁線に寄ります。三塁手は捕手のサインで判断することが多いのではないでしょうか。それを三塁手が左翼手に何かしらのサインを伝えます。何かしらはチームによって違います。その事により、左翼手は前後左右の守備位置を確認し、移動後、打球の行方に備えます。打者をアウトにする確率を増加させるためです。
それと「遊撃」がどう関係するのか、という事になりますが何かを引き付けるとは「動き」によって「打者の打球の狙いを封じる」事だと思います。
具体的には仮に右打者だった場合、遊撃手は「三遊間」または「二遊間」と「投手」と「左翼手・中堅手」の間の打球の行方、打者の狙いを「消し込む」動きを指すのだと思います。
読売巨人軍の「仁志敏久」選手という二塁手が現役でプレーをしている時、他の選手はこぞって「何でそこに居るの?」と思わせるほど「守備位置のファインプレー」をする名選手であった事は割と有名な話です。
ここでは「単体」での仁志氏の評価になっていますが、その陰には同時に「遊撃手の位置取り」もあったわけで、仮に言えば「守備のファインプレーは遊撃手と本人である二塁手」の共同作業で成立していると私は考えます。事実、わたしは二塁手だったので多少は分かります。
その結論は「遊撃」とは「自由動く事により、内・外野の打球の行方をコントロールする役割・ポジション」ではないか?という事がわたしなりの推察です。なので野球のポジションの中で「野球を知り尽くしている選手が遊撃手であり、守備の技術が必要なのは二塁手、中堅手、右翼手の「右方向」の野手なのだと思います。こじつけですがイチロー氏のポジションも右翼手でしたね。
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