「楽しい」と「試合に勝つ」ことは野球で両立できるのか

草野球でまぐれで長打を打って二・三塁間で足がもつれたことをきっかけに、草野球を引退し、現在はソフトボールに専念しています。

そのソフトボールは町内のすごくゆるーい感じのもので、私の親族(父・兄・私)が3人で参加しています。父は高齢のため、監督をした後、昨年引退しました。

その監督当時の父の考え方(ソフトの試合の臨み方)は「楽しければいい」という方針でした。それはそれでいいと思いますし、異論はありません。しかし、練習や試合は勝つためにやるものだし、本チャンで負けたらそれはそれで残念です。

試合をやる以上、勝ち負けはついて回ります。その度に「野球・ソフト(に限らずスポーツ等全般)を楽しくやる」事と「試合に勝てるようにプレーする」と言う方針は両立するのか?と考えていました。逆に相反する事項なのでは?とも思います。

そもそも勝負事を「楽しく」やるとは具体的にどういう事を指すのか?

ぺちゃぺちゃ世間話をしながらやることなのか?相手や自チームの珍プレーを笑いながらプレーする事なのか?試合の後酒盛りで盛り上がることなのか?

「そんな町内のソフトボールレベルで」と言われればそれまでです。また、少年野球でもしかりです。

この事は永遠の課題のような感じがしますが、

「楽しくプレーする」事は「勝つためにプレーする」事は含有されないが、「勝負に勝つためにプレーする」事は「楽しくプレーする」事を含有する

と考えます。一所懸命にやって相手に勝利することで「楽しく」なるのではないか?「練習して次も勝とう。そしたらもっと楽しい」くなるんではないかと思います。

プロ野球でも監督の方針が違うと、チームカラーにも現れます。どういう野球をするのか?ファンが試合など見て応援するチームを決めていると思います。 プロ野球だから、お客様ありきのものです。ある意味の「ショービジネス」的な要素があることは否めません。

個人的な意見ですが、落合監督時代の「中日ドラゴンズ」がとても嫌いだった時期がありました。しかし最近、考え方が「オレ流」に似てきました。なぜ嫌いだったかと言うと「勝利至上主義」の考え方だからです。確かにチームは「強い」が試合を観てて「つまらない」のです。試合に勝利のためには何でもするという姿勢があらわになっています。

それはプロなんだから当たり前ですが、観てる方は面白くない、花が無いのです。しかし強い。負けない。最近では、勝つことで選手や監督は「楽しさ」を見出すのではないか?と気づきました。落合氏のコメントを今聞くと頷ける事項が沢山ありました。

「楽しく」何かをやるときは「なれ合い」はない方がいいと思いますし、真剣に取り組むから「楽しい・面白い」のだと考えています。

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