野球の「試合の流れ」とは何か

 野球の試合をTVで観ていると、解説者の方から「試合の流れ」云々というワードが出て来ます。

 では「試合の流れが変わる」ものとは何ぞ?となりますが、個人的な見解だと「当然成功すると思われるプレーが失敗した」か「通常見られないプレーが出た」という2つの事項が試合の形勢を変える材料になると考えます。

 まず前者ですが、具体的な糸口は「送りバントの失敗やダブルプレーが取れるのに取れない、凡ゴロや凡フライをエラーする」等、「普通出来る筈だ」と皆が思っているプレーを失敗する場合です。失敗した当の本人だけでなく、チーム全体の士気が下がります。そうなればやはり「試合の流れ」が変わりますね。投手の場合は「二死からの四球」も打順が下位であれば「余計な」四球であり、これも流れが変わる糸口になり得ます。

 後者は主に具体的には「ファインプレー」が挙げられますが、その他に苦しいカウントからの安打やピンチを無得点で切り抜ける等になるのでしょうか。結果は問わずとも「諦めない姿勢や闘志が前面に現れているプレー」が出た時は「あいつがそうなら自分も」という気持ちが現れ、全体への波及効果があります。

 審判の判定も或る意味「勝敗を分ける」ピースの一つで、ただ一球の判定が試合の流れを変えてしまう、という場合もあります。

 野球の試合は「得点のチャンスは大きく言って3度まで」だと思っています。その3度のチャンスをものに出来るかどうかが試合の勝敗を分けると考えます。なので、2度チャンスを潰すとかなり不利になるのではないかと思います。

 大きなものから小さなものまで「流れを変えるプレー」は様々ですが、そう言う視点で野球を観るのもまた面白いのではないでしょうか。

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