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2019年6月13日 07:49 編集済
触っただけで鎧に泣かれる秀介。「解せぬ」この心境は産まれたばかりの姪に、顔を見せただけでギャン泣きされる私の心境に近そうです。秀介が自身と真琴の現状を鑑みて、その落差で若干卑屈になっている感じがします。たった二ヶ月の間に、地位、金、名誉、力を考えられないレベルで手に入れた真琴。反面、力以外、それこそ服すら持っておらず、彼が唯一持つ力も、彼女の持つ物からすれば児戯にも等しい。そうすると、彼が今感じているネガティブな物の根本は自信の喪失から来ているのかもしれませんね。ただ、彼の持つ力は長い鍛練の末に培ったもの。対して彼女の持つ物は殆どが授かった物。どちらが尊いかといえば圧倒的に秀介の方でしょう。それだけでなく、アクトマライトの幼さは、危うい物を感じさせます。秀介に何を感じて泣き出したのかは分かりませんが、此のままではいざ強敵(アクトマライトと同等以上)と戦闘、と言った所で真琴の意思とは関係無く、敵前逃亡下手をしたら暴走してしまう可能性が出てきます。もしこの懸念が正しかった場合、二人は子守りをしながら戦闘をしなければならなくなりますね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。なんとなく触ったら大変なことになってしまった秀介です(汗)無骨ではありますが、悪人ではありませんので、罪悪感は多大に感じているはず……。人間の肉体と精神が一生をかけても、手に入れられる『力』なんて案外大したことがないのかもしれません。ただ、そんな力でも、使い方を誤らなければ大きな成し遂げられる――本作はそんな思いで書き始めた作品でした。だいぶ若い昔に書いたので、色々未熟でお恥ずかしい限りなのですが……(汗)突然アクトマライトを手に入れた真琴、信念を持って独立独歩を貫き続けた秀介、二人がどのような運命を選ぶのか、また読んでいただければ幸いです。
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触っただけで鎧に泣かれる秀介。「解せぬ」この心境は産まれたばかりの姪に、顔を見せただけでギャン泣きされる私の心境に近そうです。
秀介が自身と真琴の現状を鑑みて、その落差で若干卑屈になっている感じがします。たった二ヶ月の間に、地位、金、名誉、力を考えられないレベルで手に入れた真琴。反面、力以外、それこそ服すら持っておらず、彼が唯一持つ力も、彼女の持つ物からすれば児戯にも等しい。そうすると、彼が今感じているネガティブな物の根本は自信の喪失から来ているのかもしれませんね。ただ、彼の持つ力は長い鍛練の末に培ったもの。対して彼女の持つ物は殆どが授かった物。どちらが尊いかといえば圧倒的に秀介の方でしょう。それだけでなく、アクトマライトの幼さは、危うい物を感じさせます。秀介に何を感じて泣き出したのかは分かりませんが、此のままではいざ強敵(アクトマライトと同等以上)と戦闘、と言った所で真琴の意思とは関係無く、敵前逃亡下手をしたら暴走してしまう可能性が出てきます。もしこの懸念が正しかった場合、二人は子守りをしながら戦闘をしなければならなくなりますね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
なんとなく触ったら大変なことになってしまった秀介です(汗)
無骨ではありますが、悪人ではありませんので、罪悪感は多大に感じているはず……。
人間の肉体と精神が一生をかけても、手に入れられる『力』なんて案外大したことがないのかもしれません。ただ、そんな力でも、使い方を誤らなければ大きな成し遂げられる――本作はそんな思いで書き始めた作品でした。
だいぶ若い昔に書いたので、色々未熟でお恥ずかしい限りなのですが……(汗)
突然アクトマライトを手に入れた真琴、信念を持って独立独歩を貫き続けた秀介、二人がどのような運命を選ぶのか、また読んでいただければ幸いです。