ひとり乗り

 二年生も残すところあとひと月、厳しい冷え込みに対して、わたしは一足早く春が訪れたように浮かれきっていた。人間、楽しみがあると活力が満ちてくる。


「ゆーちゃんご機嫌ですなあ」

 学校の食堂、テーブルの向かいに座る静音がラーメンを啜りながら、少し呆れるように言った。

「いやあ、これが落ち着いていられますかっての」

 静音とは対照的に、わたしは持参したお弁当を広げている。飲み物も水筒に入ったお茶だ。今は少しでも余計な出費は避けたい。

 というのも、今週末は海外から来日したバンドのライブを観に行く予定なのだ。しかも好きなバンドのツーマンツアー、冷静でいられるわけがない。

「楽しみすぎてここ一週間ぐらい毎晩カレンダー塗りつぶして踊ってるもん」

 わたしが夢見る少女よろしく夢うつつに呟くと、正面から咽せて咳き込む音が聞こえた。

「ちょ、ちょっとなにそれ……。お、踊るってどんなふうに?」

 口元を手で抑えて、静音が追求してくる。

「え、ええ……ハーコーモッシュとか、ツーステップしたり……?」

 わたしが左腕を小さくぐるぐる回したりして動きを説明すると、耐えられなかったのか静音が大きく吹き出した。

「あっははは、ゆーちゃん踊るって、それが? いやぁ変わらないなあほんと。うへへへ」

「しずちゃんがマジでツボに入っている……」

 しょうがないじゃないか。ライブのことを考えると、体が勝手に動いて仕方ないのだ。あまりにエモーショナルすぎて、現実の出来事かどうかわからなくなり、半ベソになって頭を振り回すくらいには極まっている。今ですらこうなのだ、当日はどこかおかしくなっても不思議じゃない。


「ねえ、嶺と行くんでしょ? それは関係ないの?」

 復活した静音がからかうように突っついてきた。そうだった。今回は嶺と行く約束をしている。ツアー情報がリリースされてすぐに、暴走気味のテンションで報告したら、「俺も優有の好きな音楽、観てみたい」と申し出てきたのだった。

「あー、わ、忘れてた。……あれ、これってもしかしなくてもライブデート?」

 チケットは年が変わる前に発行済みで、嶺の分はすでに渡していたため頭からすっぽり抜け落ちていた。

「んへえ、ゆーちゃん今更? なんかちょっと君たちお互いマイペースすぎない? 共通の知人としてやきもきするなあ……」

 こうやって静音に指摘されると、急に気恥ずかしくなってきた。そういえば、なんだかんだ二人きりでがっつり出かけるのもほぼ初めてなような……。いつもランニングとかで顔を合わせていたので、意識して遊びに行くこともなかった。

「うーわ、急にしおらしくなっちゃって。うーん、そろそろやることヤったら? いっつも夜の公園でイチャイチャしてるくせに」

 ……なんですって?

 急にこの子ぶち込んできたんですけど?

「なっ、ななな、なんでしずちゃんがそれを!? と、というか、ま、まだ早くない!?」

 突如放り込まれた爆弾に、ボッと顔が熱くなる。いや、ちょっと待って、なんで哀れみの目を向けられているんだ?

「ウブかっての……。今回はまあ、私が悪かった。やっぱり二人のペースでいいよ。私、応援してるねぇ……」

 静音が眉間をつまみながら呻く。

 なんじゃこりゃ、まるでわたしが悪者みたいだ。

 というか、こっちにだって事情がある。静音も、その一因を知っているはずだ。テーブルから身を乗り出して、耳打ちするように訊く。

「と、というか、しずちゃんはさ、わたしと嶺がそういうことしてるって、気持ち悪くないの……? わ、わたし、元男だし……」

 こういう具体的な男女の関係の話は、自分とは無関係な世界だと思っていたので、適当に流したり、経験が無い故の無知の振りで逃れてきた。でも、いよいよそうも言ってられない。もちろん、わたし自身の行動の結果だけれども。嫌なら、あの時断れば良かっただけの話だ。


「そういうの、織り込み済みだと思ってた。それに、私女の子のゆーちゃんしか知らないから、気持ち悪くなんてないよ。でも、優有は、嶺の想いにちゃんと応えられそう? アイツの幼馴染としては、それだけが心配」

 少し、寂しげな目をして静音は言う。そうだ。わたしは、彼女達と知り合って、たかが2年ほどしか経っていない。過去のことは洗いざらい話しているが、実際に男だった頃のわたしのことは、知りようが無いのだ。静音と嶺は。わたしの知らない、家族のような絆があってもおかしくない。静音も、嶺が心配なんだ……。


 あれほど知られたくない、隠したい過去だけど、少し寂しい。今、この場所に、17年生きてきたわたしの歴史全てを共有できる人は、一人もいない。急に、両親に会いたくなった。おじいちゃんもおばあちゃんも好きだけど、これが、郷愁というものだろうか……。

「ありがとう……。嶺のことは多分、大丈夫。覚悟してる」

「なーんだ、じゃあもうゆーちゃんから行くしかないじゃん! アイツのこと男にしてやりなよー。あれで実は行動力無いからさあ、嶺は」

「あら、じゃあもしかして今回のお誘い、結構頑張った感じ?」

「なんで私に訊くのよー。そこは、ほら、ね」

 うわあ。ど、どうしよう。別の意味で緊張してきた。とりあえず、今まで完全に放っておいてしまったことを詫びないと。



 自室の机の上に置いたスマホで、嶺との通話が繋がっている。わたしは居間からひったくってきたノートパソコンとにらめっこをしながら、スマホへ話しかける。


「それでさ、今回のライブでわたしが最強に好きなバンドがカナダから来たJunefieldってバンドで、キャッチーで初心者でも聴きやすいと思う。基本は爆速メロディックハードコアなんだけど、ドラムの手数がエグくて、ギターもいい感じにメタリックでかっこいいんだこれが。あとあと、ヴォーカルのZachの咽び泣くようなスクリームのエモみが凄くてヤバい……。あっ、いまから動画のリンク送るから、予習しといてね!」


『あ、あぁ……』


「でも、残りのバンドも面白くて、なんというか叙情系メタルコア? って言うべきか、ところどころにポエトリーリーディングとかアンビエントとかドローンっぽい要素もあって、これまたエモエモのエモ。はぁーマジでこのツアー奇跡だよぉ、最高だよほんっとに楽しみで語彙力が死ぬ。というか逆に何故このメンツでツアーなのか。最高かよ…………無理……死ぬ……」


『な、なるほど? ま、まぁ優有が楽しそうで良かったよ……』


 明後日に迫ったライブのことを考えると、いてもたってもいられない。頭の中が音楽でいっぱいになって、余計なことは考えられなくなる。明日なんて一つ飛ばして明後日になればいい。

 そんなことを考えるかたわら、目の前のパソコンで、動画サイトにアップされているミュージックビデオや公式音源のリンクを、手当たり次第嶺に送りつけている。せっかく一緒に行くのだ、知識があるに越したことはないはず。

 わたしの大好きな音楽だ。嶺と共有できるのが嬉しくてしょうがない。もしかしたら、これがきっかけでいろんなライブに一緒に行けるかもしれない。そう思うと、自然と頬が緩み、妄想が勝手に展開していく。一緒のイヤホンで新しく見つけたバンドを聴いて、感想を言い合いたい。大型フェスとか行って、リフトしてもらいたい。お気に入りのシャツを着て、見たいバンドをハシゴするんだ。


『というか、このライブの動画ヤバくない? 人の上に飛び込んでるけど……』

「ハードコアは怖くないよ! みんなハッピー!」


 ハッピーなのは、わたしの頭の方だった。



****



「ウォール! オブ! デス! ねえ嶺! W・O・Dウォール・オブ・デスだよ!! よっしゃあぶっ殺してやる!!」


 俺の目の前で、黄色い声を張り上げる優有が、152センチの小さな体躯でぴょんぴょん飛び跳ねている。

 Wall of Death? ぶっ殺す? この子はなんて物騒なことを天真爛漫な笑顔でのたまうんだ。ちょっと心が折れそうだ。そもそも、かれこれ3時間ほど爆音に晒されているのもあって体調が若干優れない。それに途中、客席側で円になって走らされたりした。どうやらサークルモッシュと呼ぶらしいが、なぜライブでそんなことをするのか全く理解できない。ただ、一緒に走る優有や、周りを取り囲む人、誰もが笑顔でいたのは印象的だった。


 ステージ上では、ヴォーカルの白人男性が何やら英語でわめきながら、スペースを開けろといったジェスチャーを繰り返す。たまに聞き取れる英文に、やたら汚い単語が挟まれているのが嫌な予感を増幅させる。

 心底楽しそうに飛び跳ねる優有から視線を外せば、モーセの奇跡のように観客が真っ二つに別れ、その間を、何人かが四肢を振り回し行き来しているのが見える。回し蹴りみたいな格好でぶつかってくるとそこそこ痛い。転んだ時に擦りむいてしまった右肘をそっと庇った。


 正直、音楽もどこがサビなのかすら分からないし、モッシュというぶつかり合いや、頭上を転がってくる人に揉まれてしんどい。頭半個くらい抜ける俺の身長が恨めしい。さっきは外人のお姉さんのスニーカーが顔面に直撃した。生憎だが、俺はそれを『ご褒美』と呼べるほど拗らせていない。

 普段使わない体の使い方をしているせいか、妙な疲労が蓄積している気がする。頭の隅がキリキリと痛い。人が多く、汗もそれなりにかいて不快だった。


 ——優有には悪いけど、俺、楽しくねえわ……。


 優有のこと、もっと理解したい、楽しみを共有したいと思い、飛び込んでみたライブだが、ついに楽しいと思えなかった。今日のことを指折り数えていた優有の笑顔を思い出すと、同じように楽しめないことが心苦しい。

 そんなことが頭をよぎった時、ステージでは新しい曲が始まった。割れるような歓声が上がり、優有が両方の拳を振り上げる。重苦しいギターの音が鳴り響き、ヴォーカルがステージ狭しと飛び跳ね、何かをがなり立てている。


「Three, Two, One, GO!!!!」


 カウントダウンが聞こえたと思ったら、俺は誰かから背中を押され、駆け出すしかなかった。さっきまで十分広がっていたスペースは、向こうからも押し寄せる人垣で、あっという間に狭まる。


 おいおいおい! ぶつかるぶつかる! 


 先を行く何人かが向こうの集団とぶつかりあい、勢いの衰えないまま俺もそれに巻き込まれる。駆けてきた人とぶつかると、衝撃で息ができない!

 まるでドラマや映画で見る合戦の様相だった。周囲の観客は皆一様に目を輝かせ、歯をむき出しにして笑っている。自分以上にガタイの良い人も多い。さらに、後続が次々に押し寄せ逃げ場が失われる。

 ボコボコの揉みくちゃになりながら思った。

 俺は、いったい何しに来たんだ……?



 ライブハウスを後にすると、真冬の夜の空気が俺たちを出迎えた。さっきまでTシャツ一枚だったのが信じられない。慌ててコートの襟をかき合わせる。

 体の各所が悲鳴をあげている。特に頭の前半分がズキズキと痛い。

「んー!! 楽しかったあ! 最高ー! 超しんどいー!! 体痛ーい!!」

 優有が、俺と繋いだ右手をブンブン振り回しながら今日の感想を羅列する。本人たちのサイン入りの帽子の下は、少し憎らしいくらい輝く笑顔だった。繋いだ手のひらからは、未だ冷めやらぬ興奮が感じられる。それに比べると、俺の手はすっかり冷え切っているように思え、居心地の悪さを覚えた。

「ねえねえ、嶺はどうだった!? めっちゃかっこよかったよね!?」

 小動物のようにぴょこぴょこと飛び跳ねながら、優有が俺の左腕に抱きつくように感想を求めてくる。

「あぁ……。そうだな……」

 うまく作り笑いもできない。あまりにもそっけない返事だと自覚するほどだ。俺のテンションが伝わってしまったのか、優有が苦笑いになる。

「あらら、ご、ごめんね? わたしだけはしゃぎすぎちゃったかな……。あ、そうだ、このあとちょっと軽く食べて行こうよ。せっかく街に出たんだし」

 切れ長の目をいっぱいに開いた優有が、俺の顔を覗き込んで提案する。だが、今の俺では、その気持ちに応えられそうにない。急に冷やされた頭が悲鳴をあげていた。

「……悪ぃ。俺、頭痛え。今日はもうキツイわ……」

 わかっている。優有の気持ちはわかっているはずだ。だが、無下にするような態度を取ってしまう。

 自分で自分の気持ちが、わからなくなってくる。


「わっ、大丈夫? 頭痛薬持ってるから、コンビニで水と軽食買ってこようか?」

「いや、いい。早く帰ろうぜ」


 言ったそばから自己嫌悪に陥る。気を使ってくれる優有の優しさに、それに応えられない俺自身に、楽しかったはずの1日を台無しにしてしまうかもしれないこの瞬間全てに苛立ちを覚えた。

 どうしようもなく、俺はクソガキだ……。



****



 電車のシートに横並びで座る。どうやら嶺は頭痛が酷いらしく、ずっと腕を組んで俯いていた。時折大きく漏れるため息が聞こえるたびに、わたしの中で罪悪感が成長していった。こめかみがピリピリする。

 ——わたしがはしゃぎすぎて、右も左もわからない嶺を振り回してしまったせいだ。

 近くでも遠くでもない真ん中を眺める瞳を見ると、キリキリと胸が痛む。嶺の表情からは、何も読み取れない。得意の仏頂面が存分に効果を発揮している。無言の時間にいたたまれなさを感じていると、電車がホームに滑り込み、アナウンスとともにドアが開く。

 結局、わたし達は無言のまま最寄駅にたどり着いてしまった。

「駅、着いたよ。降りよう」

 左手を軽く取り立ち上がると、無言のまま嶺も席を立つ。雑多な駅のホームを改札目指して歩いていくが、指二本で繋ぐ手は、改札を前に離れてしまった。


「家まで送ってくよ」

「いや、大丈夫。そんな遠くないし。頭痛いんでしょ、お大事に……」

 マンションのエントランス前、いつも通り家まで送ろうとしてくれる嶺を押しとどめた。

「優有、ごめん。俺、今日あんまり楽しめなかったわ……。正直、あんまりよく分かんなかった……。すまねえ」

 ここまで弱々しい嶺は、初めて見る。言い方こそいつもの調子だけど、疲れの滲んだ声色だった。

「そっかぁ。……わたしの方こそ、ごめんね。おやすみ」

 ほとんど無理くり自動ドアの中に押し込めるように別れる。

 最悪だ。ライブしか眼中になかった自分が恥ずかしい。勝手に暴走して巻き込んで、挙句体調を崩すまで付き合わせてしまった。嶺はこういった場所は初めてだって言っていた。だったら、それなりの準備や配慮をするべきだった。

 電車の中で育った罪悪感が、わたしを責め続けていた。


 ひとりぼっち、帰り道を歩き始めると、見慣れたはずの街灯の色が、随分と白々しく見えた。ああ、LEDに替わったのか。わたし、この街灯嫌いなんだよな。機械的で、冷たい感じがして。光が強い分、影がくっきり見えてしまう。わたしみたいな存在には、もっと曖昧でぼんやりした光がちょうどいい。

 物販で買ったTシャツやキャップが入ったリュックが急に重さを増した。


 なんとなく、気づいていた。

 今のわたしは、女の子だから、ライブ会場でも守られていた。なんとなく、モッシュでぶつかり合う人や、周囲から気を遣われていた。それに比べて、嶺はガタイもいいし、運動もできそうな見た目だから、周りからの手加減なんてなかっただろう。

 サークルピットで転んだ時、結構踏まれてたよね。

 W・O・Dウォール・オブ・デスのとき、壁際に避けなくてごめんね。

 誰かの肘鉄食らってたよね。ごめんね、守ってくれてたんだよね。


 本当に嫌になる。初めて嶺が一緒に行きたいって言ってくれて、最初はすっかり忘れてたくせに直前になって舞い上がって、楽しんでもらおうといきなり詳しい話をまくし立てたり、一番激しいところに突っ込んでしまった。

 わたしを引っ張り上げてくれた、救ってくれた音楽を知ってもらおうと、理解してもらおうと思ったのに、全部空回りしてしまった。これは、わたしのエゴでしかなかったんだ。


「なにが、『ハードコアは怖くないよ!』だ。絶対、怖がってたじゃん……」


 わたしは、誰かに何かを伝えたり、理解してもらうための経験が足りないんだ。小学校から友達は少なかったし、中学校はほとんど行ってない。いつもひとりで知識や想像を溜め込んで、誰かに伝えるようなことはしなかった。こっちに来て、みんなと接するようになって、今までの自分とは違うんだと思った途端に叩きつけられる現実。急に別人のようにはなれない。

 だから、嶺に合わせることができなかった。もしかしたら、わたしのせいで、トラウマになってしまうかもしれない……。


「あークソクソクソ! 女々しいやつ! 何がぶっ殺してやるだバーカ!」


 バシンと自分の頬を叩いた。ビリビリとした痛みが両手と両頬に残る。

 シンとした真冬の住宅街に、わたしの声と頬を叩いた残響が染み渡って行く。

 全部、自分に言い聞かせる。


「いちいちクヨクヨすんなわたし!」


 間違いなんて掃いて捨てるほどして来ただろバカ野郎! 今日の失敗は絶対に忘れられないけど、今から凹むのはナシ。じゃないと音楽に失礼だ。ライブは文句なしに最高だったじゃないか。わたしは生きるためのエネルギーを、いつだって音楽からもらってきた。この程度の失敗なんてお釣りが出るくらいだ。


 すっかり見慣れた夜道を歩く、コートのポケットに両手を突っ込んでズカズカと歩く。心なしかガニ股気味な感じもするが、そんなことはどうでもいい。うるせー知らねー存じ上げねーだ。今のわたしはハードコアだ。


 負けてられない。

 強くなれ、わたし。

 来年の今頃は、みんな一緒にいられる最後の時間だぞ。

 あの頃のオレからは想像もできなかった高校生活も、あと残り一年。

 青春ゴッコでもいい。精一杯もがいてやる。

 その先は、なるようになれだ。


 でも、やっぱり誰かとライブに行くのって、本当に楽しいなあ。

 クソ、泣くなわたし、泣くなっての。

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