めちゃくちゃ面白いが濃いので私の読み方を紹介

地理、歴史、民族、風習まで錬られた戦記ものです。
何周もできるほど濃い、良い作品だと思います。

ただ、情報量が多いため初見だと苦戦するところがあるかもしれません。

おせっかいですが、私の読み方を紹介します。

まずは、基本的なところから。

【基本ルール】
1.一度で全ては把握できないので、置いて先にすすむ、後でわかる
2.時系列は戻らない、同時刻の別視点が語られることはなく、前の話より絶対に時間が進んでいる
3.同じ章のなかで地理的にも立場的にも、全く別の人視点の話がある

3番目の視点の移動が激しいのが、個人的には難易度を上げています。(同時に濃く、読み応えのある、魅力でもあります。)
基本ルールを頭に入れつつ以下の読み方をお試しください。

【おすすめの読み方】
1周目:ベルリクと書いてあるものだけ読む、地名、人物名はなんとなくで良い
2周目:登場人物一覧から、ベルリクに近い人物の名前を探し読む(サニツァ、妖精達がよい)
3周目:公開されている地図を読みながら、ベルリク陣営の動きを理解する
4周目:他の陣営の話を読む
5周目:好きな話を読む、そこの前後を読んでさらに広げていく

繰り返しになりますが、とても濃い小説なので、一度に消化しようとしないでください。
切り分けて少しづつ味わえば、間違いなく虜になると思います。

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