一〇月、其の〇二 【鰯雲】


『山が食う こんがり焼けた 鰯雲いわしぐも



季語/鰯雲

季節/三秋

場所/国道沿いの少し開けたところ

時間/夕暮れ


捕捉・備考/

 風に乗って山間に吸い込まれていく雲。山が鰯を食べているようだなと思いました。

 こんがり焼けたのは、鰯雲が陰影で少し黒く見えると言うところがあるので、夕暮れでも割と夜に近い時間帯になります。

 鰯雲の色合いと夕焼けを掛けています。

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