〇八月、其の十二 【炎暑】


『自転車の タイヤをじる 炎暑えんしょの火』



季語/炎暑えんしょ

季節/晩夏ばんか

場所/自宅の駐車場

時間/朝


捕捉・備考/

 夏休み明け、久しぶりの出勤の為、自転車に跨り漕ぎ出すと、何やら足回りに違和感が。目を下に向けるとタイヤが苦しそうに押し潰されていました。これは休みの間に空気が抜けたんだなと思っていました。ところが夕方、空気を入れようとタイヤを見るとパンパンになっています。どうやら、烈火の如き夏の日差しが、容赦なく自転車の一番軟らかい部分を襲ったようです。

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