〇八月、其の十一 【サンダル】


『玄関で サンダル叩いて 貝が飛ぶ』



季語/サンダル

季節/夏

場所/母さんの家

時間/昼下がり


捕捉・備考/

 構造が特殊なサンダルって、本当にどんだけ砂出てくるんだよって思いますよね。今回遊びに行った海の砂浜は、砂より貝殻が多くて、足をめためたに傷付けたうえ、サンダルの中に侵入しまくりでした。

 玄関の外に出て、ぱんぱんぱんぱんと何度叩いても貝殻が飛び散り続けました。この終わりの無い作業を何と詠もう。

 「貝が飛ぶ」で終わることによって、何となく虚無が伝わったかな……?

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