〇五月、其の〇四 【小判草】
『
季語/小判草
季節/仲夏
場所/近所の公園
時間/夕方
捕捉・備考/
この草、よく見るけどなんて言う名前なんだろう。そう思いながらじっと見ていると、不意に風が吹いて草が揺れ、なんとも涼しそうだなと思い、その情景をそのまま詠みました。
普段目にする、それこそ当たり前すぎて興味を無くしてしまった日常の風景も、歩みを止めてただ立ってみるだけで、見えてくるものが全く違うのだなあと思いました。俳句の奥深さを感じるとともに、描写の奥行きはこうして生まれてくるのだなと確信しました。
ただ「夕涼み」も季語なので、重なってしまっているのがどうなのかという疑問もあります。詳しい方に是非教えて頂きたいです。そして改善する必要があるなら、再考してみたいなと思います。因みに「夕涼み」の代わりに「涼しげに」を考えましたが、「に」で終わると、なんだか終わってない感じがしてしまって、ちゃんと終われる「夕涼み」が良いかなと思いました。
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