第13話


計画から魔王城の改装、街の温泉街化などなど早半年の時間が経った魔王の執務室

エスドとゴウワ クーロは執務室でそれぞれ書類とにらめっこをしていた


「夜に強い狼族は保留だな 村ごとの応募だから連携も問題なさそうだ」


「そうですね。こちらの猿族は器用ですから厨房関係についてもらうのはいかがでしょう?」


「では、それも保留ですな おや、こちらは人間族の親子のようですな どうやら商売に失敗して夜逃げしてきたみたいですぞ」


「それは身辺調査をしてからですわね 問題ないようであれば土産物屋の一つでも任せてみてはいかだでしょうか?」


「うむ、ではそれも保留だな」


ある程度エスドの部下が絞った求人に応募してきた者たちをクーロたちが最後のチェックをしている最中だ


保留としている者たちと事前に身辺調査が得意な部下に調査させてから面接をする予定だ

衣食住はこちらに一時的に移住して就職してもらうため給料とは別に保証するのだがそれでも適当な採用をしてしまうと今後に響いてしまうため

最初が肝心ということで3人でしっかりと応募書類をチェック中だ


まぁ、それでも事前に問題がありそうなものに関しては不採用としているのでよほど気になるもの以外は保留としているのが現状だ


「これ、義賊と書いてあるが どうなんだ?」


その中の一枚 各種族混合の義賊の一味が応募してきていて大丈夫なのか?と首をかしげるクーロに面白そうではないかというゴウワ エスドはその応募書類をクーロから受け取り一読した後 身辺調査対象ということで保留ですわねとと保留の箱とへと書類を入れる


それからしばらくは3人は書類を選考して数日を過ごす

保留になった端から身辺調査へまわして 全ての書類を確認した数日後 面接を開始することになった




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