第11話
和やかに食事を済ませた3人は改めて魔王城の改装の話を進めるために
魔王城の建築図のある書庫へと移動し 計画書などを広げながら話し合いを始める
書庫には魔王城の建築図 一部はもちろん極秘な部分もあるので
1階から3階までの限定した建築図を広げて、異界から流れてきた本などを参考資料にしつつ ソクリが図面を引きつつの話し合いだ
「1階は日帰り、または街に泊まる一般宿泊者向けということでよろしかったですよね?」
「その通りだ、食事処や無料の休憩場所、子供客向けの遊戯場もあればと考えているのだがそこのところはどうだ?」
「それは良い考えだと思います。こちらの本には読み物を無料解放している絵が載っているので休憩をかねて読書もできるようにしてみてはどうでしょうか?」
「では、書籍は司書に厳選してもらうのがよいだろうな」
そうですね、適度に入れ替えてなどと話しながらソクリは手を休めることなく魔王城の建築図を参考に図面をひいていく
入り口には待合室を作って、宿泊向けの受付はなどゴウワやクーロも図面を見ながら次々とアイディアを出していく
ときには温泉に関するガイドブックを参考にこういうのはどうかなどと次々と図面は埋まっていき
気づけば外が暗くなるまで話し合いは続いていてエスドが呆れつつも3人に声をかけ、夕食を終えた後も話し合いを続けようとしたため、エスドに止められて翌日また、話し合いをするという予定を立てて解散する運びとなる
「むぅ・・・、もう少し時間を使ってもいいと思うのだが・・・」
「ダメです」
ぴしゃりと一言、エスドに逆らえないクーロは渋々、諦めるしかないのであるが
書庫から、本を何冊かもってきているので寝るまでの時間、役に立つものがないか確認して、翌日以降に備えようとクーロは考えるのであった
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