第6話 真二の章03 本当は・・・
社務所に通されて、疲れた僕は、
いつのまにか、舟をこいでいた。
さすがに、疲れたようだ。
でも、完全には寝ていなかった。
というか、すぐに眼が覚めていた。
その間に、お姉さんが呼びに来たが、僕は寝たふりをしていた。
「真二くん、晩御飯まで寝ててね」
そう言った後、僕の頬にキスをしてくれた。
お姉さんの言う通り初めてだ。
僕は、そのまま寝てふりをしていた。
正直、とても嬉しかった。
テレビとか見て、憧れていたのだが、こんな感じだったのか・・・
思い出すと、だんだん赤くなっていった。
「毎日してくれないかな」
そう、期待するのは、淡い恋心からだろうか・・・
「でね・・・あの時ね・・・」
食事中、お姉さんはいろいろと、話しをした。
会話が一番のご馳走とは、よく言ったものだ。
約束通り、皿洗いは僕がすることになったが、
これくらいは、いいだろう。
「あれ?これ食器洗い機?」
初めから合ったのか、気を使ってくれたのか?
これで、少し楽になった。
お姉さんは、疲れていたのか・・・
完全に寝てしまっている。
僕は、毛布をかけておいた。
明日から、がんばろう。
お姉さんが僕にキスしてくれた時、
起きていたのは、内緒にしておこう。
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