第5話 真奈の章03 弟ができた

さてと、今日から真二くんと、共同生活だ。

真二くんには、いろいろと助けてもらう事になる。

なら、私もささえてあげなくちゃ。


お姉ちゃんだもん。


でも、今日はゆっくり休んでもらおう。

私の、手料理をふるまおう。


「真二くんいる?」

社務所にいる、真二くんに声をかけるが、返事はない。

「真二くん、開けるよ」

ふすまを開けると、真二くんは舟を漕いでいる。


「疲れたんだね。晩御飯まで寝ててね」

私は真二くんの頬に、軽くキスをした。


彼には初めてだったりして・・・

でも、覚えてないと意味ないね・・・


さてと、何をつくろう?


冷蔵庫を開ける。

「肉、野菜、たくさんあるな。そうだ、鍋にしよう。

一気に片付くし・・・」


私は、鍋の準備を始めた。

まあ、簡単なのもあるけどね。


鍋は季節にかかわらず美味しい。


さてと、そろそろ真二くんを、起こしに行きますか・・・

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