人間は弱い生き物

もも

第1話

やりたい事をやるにはなりたい自分になるには不安な事が増えるばかりだ


真っ暗な暗闇を抜け出さなければあの一点の光に行くことは出来ない


後ろを振り返った


光が一切見えなくて、そこにはただの暗闇しかなかった


もう戻るれないのだと悟った


こんなに辛い思いをしてまでやりたい事だったのかなとつい考えてしまった


しかし、前だけをみて歩かなければひたすら歩かなければ


あの光が差す先に行かなければ


いつまで歩かなければいけないのか


光の場所にはいつ着くのかわからない不安がまた体にのしかかってきて、体が重くて歩きにくくなった


重いよ、重いよ


1人だけトンネルの中に入って抜け出せなくなってしまったように感じた


自分だけが孤独に思えた


いつも近くにいたあの子達が光の中にいるように感じた


取り残されてしまったようだった


人と比べはいけないのだと言い聞かせても比べてしまう


比べてしまわない人たちは鋼のメンタルだなとすら思った


私にはそんなメンタル持ち合わせていない


いつまで歩かなければいけないのだろう


私も光に飛び込みたいのに


辛い


辛い


このままでは一生闇の中だということは分かっている


そんなことはわかっている


今の自分は最悪だ


絶望的だ


言われなくても分かってる


一緒に歩いてくれる人がいればこんな気持ちにならなかったのかなと思ってしまう


孤独は辛い


でも実際人間という生き物は孤独な者のかもしれない


今は孤独でなくても孤独だと思う瞬間が誰しもあるのかもしれない


自分だけではないのでは


そう思はなければやっていけないのも一理あるがそう考える事でこの辛い気持ちが少し和らいだ気がした


自分の都合よく考えて楽になろうとするのも人間なのだ


私は力を振り絞って歩いた


この思い体を動かし歩いた


ひたすらに



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

人間は弱い生き物 もも @poeach0417

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ