■本章「女子高生プログラマー事件」 ◆十二「信用の行方」
九天とともに学校に戻った光は、部室に隠れて放課後になるのを待った。二人で椅子に座り、今回の事件について語り合う。
終業のチャイムが鳴った。九天を残して光は部屋を出る。ホームルームが終わり職員室に向かうあかり先生を捕まえて部室へと同行してもらう。少しでも自分の言葉の説得力を高めたい。あかり先生に援護射撃をしてもらいたい。経緯を話す。あかり先生は驚いた。電話をかけて九地に繋ぐ。あかり先生に直接説明してもらう。根も葉もない話ではない。実在の人物の話だ。来栖九地という電脳探偵。那珂麒麟という電脳詐欺師。あかり先生は二人のことを高校時代から知っている。
光と九天とあかり先生。三人で待っていると部室の扉が開いた。三つ編み眼鏡の桜小路先輩が部屋に入ってくる。肩から鞄をかけた先輩は小首を傾げた。奇妙な取り合わせだと思っているのだろう。彼女は不思議そうに僕たちを見つめた。
「あかり先生、何かあったんですか?」
「みんなで準備室に行きましょう」
あかり先生は立ち上がり全員を促す。桜小路先輩はきょとんとしたまま素直に従った。半田ごての跡のついた机を囲んだあと光は説明を始める。全ての話を聞いたあと桜小路先輩は声を上げた。
「そんなの嘘よ」
光は先輩の姿を観察する。唇が震えている。血の気が失せている。体は硬く、石のようだ。指先は服の端を強くつかんでいる。気持ちは分かる。自分の目の前にあるものが、全てまやかしだと言われているようなものだ。信じたくない。その思いが心を支配しているのだろう。
説得のための材料は九地にもらっている。プラチナバリューについての調査。ブロックチェーンソーが開発したウォレットの挙動。それらをまとめたレポートを印刷して持って来ている。レポートを渡して桜小路先輩に読んでもらった。読み終えた先輩は力なく、本当なの、とこぼした。
「全て本当です」
「彼が、こんなことをするはずないわ」
ジラフの信用は、真実より重いのか。そして事実を提示した自分の信用は、それほどまでに軽いのか。
「資料の信憑性を高めるために彼の過去について話します。QLN――那珂麒麟は、この学校の出身ですよね?」
「そうよ」
「彼のことを桜小路先輩よりも知っている人がいます。那珂麒麟の同級生で、同じ部活に所属していた人が僕たちの身近にいます」
「誰なの?」
「一人はあかり先生。もう一人は、九天のお兄さんの九地さん」
先輩はあかり先生と九天を見比べる。二人は静かにうなずいた。新たな事実の登場。外堀を埋められて先輩は迷うように目を動かす。彼女は逃げ道を探しているのだろう。ジラフに繋がる信用の糸を懸命にたどろうとしているのだ。
「那珂さんが過去に立ち上げに関わったベンチャー企業は、九地さんがかつて参加していた会社です。九地さんが仲間たちと起業するときに那珂さんを呼んだのです。那珂さんはそこで周囲を破滅に追いやりました。その結果、会社は崩壊して多くの人が心に傷を負いました。
彼は狡猾な人物です。元凶が自分だとは気づかれないように行動しました。しかし九地さんが突き止めたんです。会社が倒産したあと独自の調査をおこない事実を探り当てました。先輩の前に現れたQLN、那珂麒麟は情報技術に精通した詐欺師です。桜小路先輩は騙されているんです」
「嘘よ」
桜小路先輩の声はかすれている。唇は青紫色になっている。顔は白い。視線はさまよっている。コントロールを失ったラジコンヘリのように、彼女は頼りなく体を揺り動かしている。ジラフへの信用の糸はあと少しで切れそうだった。
「平原くん。資料、もう一度読んでいい?」
「どうぞ何度でも。技術的詳細で不明な点があれば、電話をかけますので九地さんに直接尋ねてください」
桜小路先輩は一文字ずつ丹念に資料をたどる。目には涙が浮かんでいる。表情は崩れている。信用とは、これほどまでに残酷なのかと光は思った。
先輩は呼吸を整えようとする。最初のページの半ばまで読んだところで頬が濡れた。二ページ目に入ったところで目元をぬぐった。その先は溢れる涙で読めなくなった。桜小路先輩は机に顔を埋めて泣き声を漏らした。信用の糸が完全に切れた。騙された事実を先輩は受け入れている。痛みを伴う離別。準備室に高校二年生の少女の泣き声が響く。光は憧れの女性が嗚咽する姿を見下ろす。かける言葉もなく、ただ彼女をながめるしかなかった。
桜小路先輩に一通のメールを書いてもらった。
――個室があるホテルのレストランを予約しました。二人でICO発表のお祝いをしたいです。
QLNを誘い出すためのものだ。桜小路先輩は傷心のまま頼みを遂行してくれた。前回と同じホテルコルチェスター。最上階のレストランが予約を取った場所だ。
その日、桜小路先輩は来なかった。レストランの個室には、大人の九地とあかり先生が控えることになった。最初、光と九天も個室に入ると主張した。しかし、これは大人同士の話だから外で待つようにと言われた。そして光と九天は、入り口近くの席で見張る係となった。ジラフが来れば個室の九地に連絡する。もし逃げ出したら取り押さえる。そうした役目だ。
光は九天と机を囲み、ちょろちょろと入り口を見ている。光はオレンジジュース、九天はブラックのコーヒーを飲んでいる。
「ねえ、九天。僕の腕力でジラフさんを取り押さえられるかな?」
不安だ。自慢ではないが喧嘩で勝った試しはない。喧嘩を売ることはないので吹っかけられるか巻き込まれるかだ。いずれにしても敗北しか味わったことがない。
「大丈夫よ。スタンガンを持ってきたから」
九天はポケットをぽんぽんと叩き、物騒なことを言う。彼女の目は本気だった。最大出力で電撃を食らわせるつもりなのだろう。九天は兄を苦しめた相手を逃がす気はないようだ。自らの手で制裁を加えたいと思っているのだろう。
光は入り口に目を移す。宿泊客や恋人たちが時折出入りする。まだジラフは登場しない。いつ来るのかと思う。
一人の男が現れた。ハンドルネームはチーリン。略称はQLN。ジラフというあだ名もある。本名は那珂麒麟。その男は軽やかにジャケットを羽織っていた。モデルのような体型に姿勢。自信に溢れた表情。誰もが羨む美しい顔。それは信用が服を着て歩いているようだった。
光はスマートフォンを操作して個室の九地に連絡を入れる。ジラフはレジの前に行き、予約の部屋を尋ねる。店員に案内されて店の奥を目指す。
扉が開けられた。ジラフは個室の中を見て動きを止めた。約束していた桜小路恵海はいない。代わりに高校時代の友人二人が待っている。同じ図書部に所属していた男女。ジラフは、その一人である来栖九地の人生を壊して多額の金を手に入れた。
立ち止まっていたジラフは部屋に入り、後ろ手に扉を閉める。光は立ち上がり個室の入り口まで移動する。扉に耳をつけた。店員に注意されるかもしれない。しかし中で何が話されるのか聞きたかった。懸命に耳を澄ませていると耳に何かを突っ込まれた。音が聞こえる。慌てて振り向くと九天がいた。
「盗聴器を仕掛けておいたの。席で待つわよ」
扉を名残惜しそうにながめたあと光はテーブルに戻る。雑音と声。イヤホンを通して個室内の会話が聞こえてくる。
「――おかしいな。ここは同窓会の会場だったかな?」
初めて聞くジラフの声は、低く官能的で相手を落ち着かせるものだった。
「ジラフ、今日この場所に桜小路さんは来ない。いや、今日だけではない。彼女はきみの計画から下りたんだ。多大なる心労とともにね」
九地の声だ。いつもの口調とは違う。怒りを抑えているのか一語一語が芝居のようにはっきりしている。
「那珂くん、聞いたわ。なぜ来栖くんを裏切ったの。そして桜小路さんを傷つけようとしたの?」
あかり先生の声だ。まだ信じられない。そうした心情が察せられる。
「そうかナイン。きみは僕のしたことを知ったんだな。残念だ。よい友人関係だったのに」
沈黙が続く。中で何をしているのだろう。物音がする。椅子を動かして座ったようだ。
「なぜ裏切ったのか、なぜ傷つけようとしたのか。ナイン、きみなら分かるだろう」
再び声が聞こえた。ジラフの声は確信に満ちている。
「どういうことだ?」
重くすごみのある声を九地は返す。
「風の噂で聞いたよ。ナイン電脳探偵事務所。トラブルを解決するという名目で、悪人と断じた相手に鉄槌をくだしている。裏社会の人間の中には、そうした話を把握している者もいる」
二人はにらみ合っているのだろうか。無音のあとジラフが話を再開した。
「きみがやっているのは正義でも何でもない。ただの私刑だ。きみは、きみのやり方で人生を楽しんでいる。ナイン、きみは他人が滅びる瞬間を見る快感を知っている。執行者としての自分に酔っている」
「違う!」
怒りの叫び。その声は個室の外まで聞こえてきて、店内が一瞬静まりかえった。鼻にかかったジラフの笑い声が、イヤホンを通して響く。
「ナイン。きみは感染したんだ。僕の行為を知った瞬間、世の中にそうした悦楽があると理解してしまったんだ。きみは壊れたから力を振るっているんじゃない。新しい思考方法を、行動様式をインストールされたから、そのように振る舞っているだけなんだ」
ジラフの声は断定的だ。九地は否定も肯定もしない。無言の時間が流れる。
「ジラフ。この件から手を引け。桜小路恵海を解放しろ」
「仕方がない。そうするしかないだろうね。仕掛けは見破られたようだからね。今から再び彼女の信用を勝ち得るのは、骨が折れることだと思うよ」
暇つぶしのチェスに敗れた。そう言いたげな口調でジラフは言う。椅子の音が聞こえた。誰かが立ったのだ。おそらくジラフだろうと想像する。
「退散するよ」
「昔のよしみで見逃してやる」
「やれやれ大損だよ。いろいろな人に動いてもらった。裏社会の人間もいた。しばらくは潜伏しないといけないだろうね。愚痴ぐらいは言わせてくれよ」
個室の緊張がイヤホンを通して伝わってくる。沈黙ほど重い感情表現はないのだと実感する。
「いいのかい。僕を暴力で痛めつけてもいいんだぜ。力を振るい相手を壊す快感を、思う存分味わってもいいんだぜ。きみが僕を傷つける様子は、早瀬くんの目に、脳に、記録される。そして彼女も知る。人が壊れるさまを目撃することが、どれほど楽しいことかを」
九地は必死に怒りを抑えているのだろう。身を切られそうな気持ちになる。
再びジラフの声が聞こえる。
「ネット社会になり、人は手軽に力を得られるようになった。そして誰にも気づかれずに、それを使えるようになった。結果、少なからぬ者が無関係な他人をこっそりと傷つけて楽しむようになった。ナイン、きみもそうした輩を多く見てきたんじゃないかな? きみが断罪した人間の多くは、そういう人種だったんだろう? 他人が壊れるさまを見るのを楽しんでいた者たちだ。
先ほど僕は感染と言った。しかしそれは正しくない。人には初めからそのプログラムが入っている。あるタイミングで実行されるだけなんだ。そしてそれは大きな快楽を伴う。僕はそのことに気づいたんだ。さあ、僕を傷つけるがいい。そして早瀬くんのスイッチを押したまえ。きみも僕のようなエバンジェリスト――伝道者になるんだ!」
「出て行け! 二度と俺の前に現れるな!」
九地の叫び声が聞こえる。苦しんでいる。ばらばらになりそうな心を必死に繋ぎ留めているのが分かる。九地は自身の復讐心に抗っている。ジラフとは違うことを証明するために、自分は暴力の快感に酔っているのではないと示すために。
「違うでしょう、那珂くん――」
震えるような、あかり先生の声が聞こえた。高校時代をともに過ごした友人たちが目の前で悲劇を演じている。その様子を間近で見たあかり先生も心をすり減らしているのだろう。彼女の声には疲労がにじんでいた。しかし、その中に一本芯の通った強さがあることに光は気づいた。
「那珂くん、あなたはエバンジェリストなんかではないわ。人に思想を感染させる力なんてないわ」
「どういうことかい?」
いらだちを交えたジラフの声が聞こえる。その場を支配する大魔王にたてつく小さなネズミ。その存在に不快感を露わにしているようだ。無音が続く。あかり先生が勇気を振り絞って声を出そうとしているのが分かる。そして彼女の声が聞こえた。
「だってあなたは中身がない人だから。信用だけを身につけた空虚な人だから」
あかり先生は、目の前にいる詐欺師の本質を口にした。
言葉のあと長い沈黙が下りた。三人はどんな表情をしているのだろう。個室の外にいる光には、その姿を見ることはできない。
足音が聞こえた。誰かが動きだしたのが分かる。扉が開いた。何事もなかったようにジラフが優雅に出てきた。傷つく心も悩む心もないように見える。空っぽの人間。ガラス繊維とポリエステル樹脂でできたマネキン人形。彼は個室に表情を忘れてきたようだった。
逃げようとすれば拘束する。そう九地と約束していた。しかし九地は立ち去るようにジラフに命じた。暴力を振るわずことを収める方を選んだ。ジラフは逃げているのではなくただ帰っているのだ。あまりにも当たり前といった様子で歩くジラフを、光は捕まえることができなかった。光だけでない。九天もそうだ。スタンガンまで用意して殺気立っていたのに毒気を抜かれたように呆然としている。
光たちの机の横をジラフが通る。その姿を間近で見ると、彼が罪を犯すはずがないと脳が誤認した。それは錯視のようなものだった。脳のシステムがジラフを肯定しようとする。絶大な信用に脳が上書きされていく。九地の頭の中でも同じことが起きたのだろう。だから暴力を振るえなかったのかもしれないと思った。
おそらくジラフは九地と別れて裏社会に入り、自身の能力を磨き続けてきたのだろう。真実に勝る信用。脳をバグらせる存在。ジラフは信用の権化のようだった。人間を欺く怪物が光の間近を通り過ぎていく。
ジラフが消えたあとも光はレストランの入り口をながめ続けた。魔法にかけられたように頭が混乱している。しばらくすると背後から肩を叩かれた。九地とあかり先生が立っていた。二人の顔は紙のように白い。あの存在と対峙して自我を保ち続けたのだ。激しく消耗したのだろう。自分たちは勝ったのだろうか負けたのだろうか。光は何が正しいのか分からなくなった。
「これでよかったんでしょうか?」
素直な感想を漏らす。
「平原くん。きみが桜小路さんを守ったんだよ」
九地は険しい顔のまま疲労を交えた声を出した。
数日が経過した。放課後、高校の電脳部の部室。中央には事務机の島があり、その上に十台のデスクトップパソコンがある。
「えー、面倒くさいなあ」
翔が口を尖らせて声を上げた。
「部室のパソコンを全部出荷状態に戻して、ソフトをインストールし直すから」
「それ、どれぐらい時間がかかるんだよ。そのあいだ曲を弄れないだろう」
不満を口にしているのは翔だけではない。他の部員も、かんべんしてくれよという顔をしている。しかし、この部屋にあるパソコンは全て汚染されているかもしれない。世の中に知られていないウイルスだから、ウイルス対策ソフトでも除去しきれない可能性がある。
「じゃあ、全部初期化するから」
光は部員たちを説得して、パソコンをクリーンにする作業をおこなった。
部室では手持ち無沙汰の部員たちが雑談をしている。この数日、桜小路先輩は学校を休んでいる。今回の件が、よほど心にこたえたのだろう。昨日、九天とあかり先生と一緒に、お見舞いに行った。先輩の両親は、娘に起きたことを把握していなかった。先輩は家で、ほとんど親と話さない生活を送っていた。身近に相談できる相手がいなかったのだ。だから信用できる大人が現れたときに、すぐに心を許してしまった。先輩の顔色はよかった。そろそろ学校に復帰すると言っていた。
お見舞いの席で、桜小路先輩は教えてくれた。プラチナバリューへの参画を解消する。そうした内容のメールを、取材を受けた全てのメディアに送ったと。桜小路先輩の社会的信用は、今回の一件で大きく落ちただろう。しかし、どこかほっとしたようだった。重圧から解放されたように表情は穏やかになっていた。
部室のパソコンをクリーンにした翌日、桜小路先輩が登校した。部活にも顔を出した。これまでとは違い、開発に没頭するのではなく、電脳部の仲間たちと雑談を交わした。光も、どうでもいいことを話した。ネットのニュースのこと、ユーチューブのこと、話の内容は偏っていたが、先輩は楽しそうに聞いた。
光は今、学校の屋上にいる。
いつもは鍵がかかっているのだが九天が開けてくれた。広い空が見たい気分だと言ったら先生の誰かを脅したようで鍵を持って来てくれた。光は空を見上げる。頭上には青い空が広がっている。ずっと上を向いていると吸い込まれそうだ。小さな画面ばかりを見ていては味わえない開放感。その気持ちよさを堪能した。
「九地さんはどう?」
視線を九天に向けて尋ねる。ジラフと会った直後、九地は憔悴していた。ずっと復讐を考えていた相手。そのジラフと会い、何もせず逃してしまった。悔いているのかもしれない。怒っているのかもしれない。どちらにしろ心は穏やかではないはずだ。様々な感情が、火花のように頭の中で暴れているだろう。
九天は、扉近くの壁に寄りかかり空をながめる。
「落ち着いたわ。たぶん後悔していると思う。ずっと憎んでいたから。でも、あれでよかったんだと言っている」
九地は、自分の意思で自分の行動を決めた。妹に委ねることなく選んだ結果。それは自らの責任で受け入れるしかない。
二人で空を見続ける。雲はわずかしかなく晴れ渡っている。
「ぴかりん、ありがとうね」
九天の言葉に不意を突かれて顔を向けた。
「今回の件で、おにいちゃんは一歩前に進めたと思う。復讐以外の選択をしたことで変われる気がする」
九天は兄が壊れたときのことを話してくれた。暴風のように荒れ狂った兄。その兄と交わした約束。少女は兄の心を守るために全ての重荷を一身に背負った。そして今回の事件で、彼女はその重荷をわずかだが下ろした。光は九天を見る。彼女の態度から分かった。九天は光を信用して、こうした話をしてくれたのだ。
――信用。
僕は、信用に値する中身を持っているのだろうか。誰かを助けることができるのだろうか。
「本当に、ありがとう」
九天が微笑んだ。ぎこちない笑みだが、光に心を許しているのが分かった。胸の奥に灯りが点る。自分の頬が、わずかに上気したことに気づく。光は笑みを返す。九天が笑った。この学校で彼女の笑顔を見たのは、僕が初めてだろう。そう思うと九天のことが、とても愛おしく感じられた。
了
ハッピー★ハッキング★ハイスクール ver.2 雲居 残月 @kumoi
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