「乙女文楽」を題材にした女子と女子の青春小説。人形劇はNHKの三銃士とホームズくらいしか見たことがありませんが、専門知識がなくても楽しく読めました。特に少女性について少女が考えるところが興味深かったです。序盤はとんとん拍子に物事が進みますが、後半にちょっと闇があります。そこらへんほろ苦いこともありつつも、読後感は良くていい感じの終わり方でした。百合要素に抵抗がなければ、ぜひおすすめしたい作品です。