サガシモノ

篠宮

第1話

俺は、自分で言うのもなんだが、そこそこなんでも出来る器用貧乏な性格だった。人と話す事や勉強、もちろん芸術関係だって。

勿論、やっていて楽しかったのもあるし、楽しいからこそ上を目指したいと思っていたからだ。

しかし……運動だけはどうしても出来なかった。そもそも体力が無いという理由もあれば、何も楽しいと思えない…なんて理由も。

それ以外はなんでも楽しいと思えた。苦手な教科だって楽しい所を探す。

それは、自分自身で楽しいと感じてやっているものだった。そう思えば、俺はきっといい人生を送っているのだろうなと思えた。


……ところで、俺の片足は…いつ無くなったのだろうか…?

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サガシモノ 篠宮 @shino_27

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