第17話 ゴールとは? 3
さてさて、金の玉をフワフワと追いかけ回しておりましたら、泉に出ました。
この泉がめっちゃ水が澄んでて綺麗なの!
あーーコレなんて言ったら良いんだろ・・・。
あっ!!そうだ!『静岡県の柿田川湧水群』てきな?知ってる?
え?具体的すぎる?良いんだよ!分かりやすい方が想像できるから!
知らなかったら、みんなググってみてね!
一度だけ行った事あるんだけれど、綺麗な所だったなぁ~。
この泉の底よくよくを見ると土がポコポコしてるから、ここも湧水なんだと思う。
まぁ飲んでも腹は壊さないでしょ!
取り敢えず、顔を洗う事にします。
ふぃ~スッキリしたぁ~・・・あれ?そう言えば金の玉は?
辺りを見回したが・・・居ませんね!
そこに今度は、ぐぅ~・・・盛大なお腹の音が。
朝食はまだでした。昨日は落ち込んでて夕食も取れてない・・・
そりゃ腹減りますがな。
リュックから、水筒を出して水を汲み、干し肉と乾パンを取り出す。
ふと、甘い香りがした。
目線を上げればそこには蛍光ピンクが!
やったね!リンゴだよ!蛍光ピンクだけど!
木の枝によじ登りリンゴを取って、ついでに木の枝も集める。
すっかり忘れてたけど、私、魔法が使えました!
・・・火を起こせるから昨日、寒い思いしなくて済んだのに。
サバイバルって難しいね。
集めた枝に、魔法で火をつけ暖まる。
あー・・・鍋とかあったら良かったのに。お湯を沸かせるし、ぬるくなったらタオルで体拭けたのに。
しかし、この重さのリュックに鍋付けたら動けんな。
火に温まりながらもしゃもしゃと朝ごはんを済ませ、火の後始末もして・・・。
これやらないと、森林火災になるからね!
みんなもキャンプとかBBQとかは火の扱いに気を付けよう!
・・・なんかどっかの注意ポスターみたい。
突如、目の前に光が!
って金の玉です。いや、ツルっとしてるんじゃないよ?どっちかって言うと輝くまりも?みたいな?ほわほわ~とした感じね!
で大きさは紙風船ね。
・・・自分で言ってるがこんがらがってきた。
取り敢えず、それが目の前に。
縦揺れしてる。そんでもって近づいたり離れたり・・・。
忙しいヤツだなぁ・・・なんか感情を持ってるみたい。
例えるなら今は、『なに無視してるの!?聞いてる!?』てな感じかな?その内怒りマーク出てくるかも(笑)
面白いからつつこうとしたら、避けた。
あーあーそーですか、触られるのは嫌ですか。地味に傷つく(泣)
んなことを思っていると、金の玉は此処に来た時同様、フワフワ動き始めた。
しかもちょっと行ったら止まる。
こっちだよーって事かな?
する事も無いので追いかける事にしました。
結果、目の前にコテージが・・・。
何とかホイホイみたいな?
金の玉に釣られて来たら食べられちゃう感じかしら?
もしかしなくても、ここがゴール?だったりして。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます