第3話 「欠陥・太陽の塔」
2029年。欠陥工事であることが発覚した翌年に、太陽の塔は粉微塵に吹き飛んだ。都市伝説として「芸術は爆発」の理念に乗っ取って予めそうなるような仕掛けだったとも言われている。
その被害は凄まじく負傷者56人、死者23人という大惨事だ。
塔の作成者は事態を重く受け止め、遺族への賠償と共に、説明責任を果たすなど様々な対応に連日のように追われ眠れぬ日々を過ごすことになる。
そして、亡くなった人々を悼む碑として、今度こそは欠陥のない塔を建てた。
名前を『対応の塔』と言った。
掲示板で散々叩かれたのは言うまでもない。
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