第20話 虹色飛行

「君に魔法をかけよう」男は微笑しながら言った。自慢のとんがり帽子を揺らしながら言った。唐突で驚いたけど嫌な気もしなかった。私は暖かな空間に放り出されて目開けると虹の中にいた。あの日走って追いかけたあの虹の中にいた。キラキラと輝く架け橋の中では、私は自由に飛行することができた。そこで私は虹のてんとう虫に会った。「驚いたな、君は誰?」てんとう虫は言った。私は自分が地上から来た人だと言うのを伝えると彼は僕の友が地上にいるから戻ったらよろしく言ってくれと言った。私は頷いて虹の中を再び上昇して行った。

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