第3話 大きな小袋

机の上に謎の袋が置かれている。


「なんだろうな、これ。」


小袋と書かれているがどう見ても大袋だ。

袋を手に持って中に何が入ってるのか確かめようと袋をひっくり返した。途端に、袋は小さくなり両手から落ちた。


「…どういうことだ?」


小さくなった袋を拾い上げると袋の文字が大袋に変わっている。

もう一度ひっくり返すと元通りの大袋になり文字も小袋に変わる。


「なんなんだ?この袋、中にもないもないみたいだし。」


袋を地面に置くとすかさず飼い猫が飛び込んだ。


「あ、タマ!その袋は…」


袋はシワシワになり文字は玉袋に変わっていた。

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