第4話 📺
夜の部屋は僕とテレビだけ、ゆらゆらと煌めく街灯の光が微かに部屋を照らしている。
黄色い絨毯を敷いているリビングはいつでも暖かい、まるで誰かの腕の中みたいに。
夜の虹をお知らせする音がテレビから聴こえる。
そうするとお母さんが歩いてくる音がする。
「またこんな時間まで起きて、早く寝なさい。」
ブォン 虹は消えて寂しそうな僕の顔が黒い画面にうつる。カーテンを閉めるついでに窓を少し除く、1人の夜にこんなに綺麗な星はとても勿体ないような気がした。本物の星を隠して、偽物の星が現れるミラーボールのスイッチを入れた。
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