「ねえ、ママ、あのウサギさんはお母さんウサギなの？」

　家に帰ったリナちゃんは早速ママにたずねました。

「そうね、ひょっとしたらあんなに仲がいいんだから、親子かもね」

　ママの言葉にリナちゃんはちょっと悲しそうな顔になりました。

「どうかしたの、リナ？」

「っていうことは、うちのウサギさんはお母さんと離れ離れに暮らしてるんだよね。もしリサがママと別々に暮らさないといけないんだったら、リサさみしくて毎日泣いちゃう」

「大丈夫よ。ママはいつでもリサとお姉ちゃんのそばにいるからね」

「ほんとに？」

「ほんとよ。ママは嘘つかないわ」

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