第4話 歪みの再会・接触

「祥吾くん、また現れた。

それも沢山だ。」

「またかおい!」

昨今彷徨う魂の同時多発出現が相次いでいる。出現箇所は本当に疎らで、近くの公園に現れたかと思えば二つ駅先の病院内に突如出現したりする。

「勘弁してくれ、行くぞガキ」

「アタシも行くの?」

「当たり前だろうが、早く来い。」

「んだよ、面倒くせぇ」

原因は魂の手続きをお座なりに済ませた事によって生じた世界軸の歪みによる障害で、本来在るべき場所に点在する筈の魂が正常に還り難くなり現を彷徨う形で留まり続けるようになった。

謂わば世界が軽く風邪を引いている状態といえる。


「んで、出現場所は?」

「それが余りにも多くてな、大まかではあるがマップを作っておいた。」

マスターから丸められた紙切れを受け取る。そこには街の地図が描かれ、所々に赤い点のマーキングが施されていた。

「なんだこの赤いの」

「マーキングだろ、落書きにでも見えてんの?」

「うるせぇよ。」

「その通り、マーキングだ。

一つだけ大きな星印があるだろ、其処から左回りで赤い点を辿っていってくれ、線を引けば分かり易いかもな。」

署を出て直ぐの空き地の辺りに星印を構えそこから徐々に範囲を広げて赤い点が備えられ、最後は反対側の近くの地点に戻される。

「要は左からでかく回って右から帰って来いって事だな。」

「てかこんなマップ作れんならマスターがやりゃあいいのに」

「生憎店があるからね、外に出れん」

「店じゃねぇだろ此処。」

言い訳の嘘つき割りというマスターのサービスを呑まずに突き返し、渋々魂処理に出かける。無気力なバディを連れて。


「ふぅ、高いね」 「そだねー!」

街のビルを椅子代わりに風景を見渡すは黒コートの管理人。

「本当に思ってる?」

「思ってるよー♪」

ビルを蹴り足をトントンと鳴らしながら小柄な少女がカップに刺さったストローを楽しげに啜っている。

「随分機嫌良いね、そんなに美味いのそれ?」

「すっっごい美味いよ!

タピオカミルクティー!!」

「あー、若い人の間ですごい流行ってるやつね」


「美味そうだけどさ、中の〝タピオカ〟ってやつ邪魔じゃない?」

「うん!

すっごい邪魔!」

「そっかー、やっぱりかぁ、じゃミルクティでいいね」

「そうだねー」

境界線を超えて流行る程のトレンドではないようだ。

「僕らもそろそろ行こうか

〝あちらさん〟も忙しいっぽいし」

「れっツごー!」

異形な者は日常に溶け込む。


「あいっ!」

「はい六匹目ー。」

「まだ六匹かよ!」

「不満かよ、見て言ってるだけだけど

ていうかなんでアタシが見てんのさ」

カップに刺さったストローを吸いながら不満を吐露するお暇バディ。

「仕方ねぇだろ、お前特に役割無ぇんだからよ。」

「じゃあ置いてってくれればいいのにさ、一人でやんなよ」


「楽しようとすんじゃねぇ!

..お前さっきから何飲んでんだ?」

「タピオカミルクティ。」

「あのガキの間で流行ってる奴か。

中のデンプン邪魔じゃねぇのか?」

「デンプンって言うな、それが流行ってんだよ。..確かに邪魔だけど」

流行は人を選ぶようだ。

「まぁいいか、後半戦行くぞ」

「後半戦って勝手に決めんな!」

後半戦改め第二シーズンの始まりだ。

といってもやる事は同じだが。

「次は何処だ?」

「左側は終わった、右から戻るだけ」

「なんだよ、本当に後半戦じゃねぇかよ。」

全てがテキトー目安、人数を指摘してはいたがそもそもの数を把握していない。ただ単に〝六人目〟という事実を知っているだけなのだ。

「順番守る必要ってあんのか?」

「何、めんどくなったの?」

規則に疑問を持ち始め、遂にマニュアル無視の意向を強めて表した。

「さっき言われたからさ、楽しようとすんじゃねぇ!...って言い返そうとしたけど、その必要も無いみたいよ?」

「何言ってんだ、お前。」

「ここ、見てみ」

指をくるりと捻り街の地図を祥吾に見せる。


「滅した魂の箇所はランプみたいに点が光るようになってんだわ。点の数は全部で九つ、今まで滅したのは六つ」

「光ってるのは、八つだな。」

滅した数と光る点の数が一致しない。地図の不具合か、もしくは...

「あのハゲ上司が用意したものに不良品は多分無い。てなると多分だけど、他の奴が勝手に滅したって事だわさ」

「..だわさってなんだ!」

覚えの無い箇所は二つ、近くの病院と、古びた廃屋。人が多く集まる場所と極端に少ない場所の正反対といっても良い場所。病院ならば物理的な人口が多い故魂に干渉できる稀な人物が存在やも知れない。仮にも命を扱う施設だ、可能性は無くはない。


ならばもう片方はどうか..。

「違ったなぁ、変な気配(におい)がしたと思ったから彼等かなと思ったんだけどね」

床に打ち捨てられた覇気の無い男、この廃屋を彷徨う魂だ。リブライに手を施され身体を崩し、散りながら天へ昇り滅(き)えかけている。

「もうちょっと先かな?

病院の方にも反応があったけどまぁいいか、先に進もう」

晴れた真昼に映える黒いフードは空を仰ぎながら廃屋を後にした。

「それにしてもあの子どこいったのかなぁ?

さっきまで一緒だったのに」


「まぁいいや

また何処かで会えるでしょ」

アテがあるのか無いのかフラフラと、一人どこかへ去っていく。見知った知り合いすらも無視をしながら。


「次で最後って事か?」

「さっきそう言ったじゃんか、そのまま真っ直ぐだよ」

地図の矛盾を後にして、九つ目の魂を処理すべく街を駆ける。思いきり歩いてはいるが。

「ここら辺か?」

「その先、そう。

この店だわさ、この店」

「だわさって..ここにいるんだな?」

スタート地点から、ほぼ一周した場所。魂が在ると地図に沿った店の中へ

と入っていく。

「香辛料の香り..飯屋か、ここは。」

「不思議と腹は減らないけどな」


「動くんじゃねぇぞお前ぇらぁ!」

「おいおい、真っ昼間から強盗か?」

奥の厨房でナイフを構え、客に突き立て男が大声を上げている。

「相手にされてされてないな」

脅され、危険な状況の筈の客人達は、悲鳴を上げるどころか見向きもせずに食事を楽しんでいる。

「ムッキーこれどういう事ー?

あいつ見えてないのー?」

「...あいつ。

ガキ、ここの店何の飯屋だ?」

「何の飯って..中華料理屋だろ」

「やっぱりか、あの野郎..。

いつの間に死にやがった?」

厨房で叫ぶ男、祥吾にとって因縁の相手。というよりは、生前最後に関わった手柄の人物。

「おい、てめぇ!」

「動くな言(つ)ってんだよ!

言葉がわかんねぇかぁ!?」


「俺に捕まった事がそんなに不服か」

「…てっめぇ、あん時のデカか!」

元の彼を知る数少ない知り合い。確実に相容れない関係性だが、思い出話をする相手はお互いに一人しかいない。

「お前で最後なんだ、処理させて貰うぜ?」

「ふざけんな!

二度も捕まってたまるか!」

「んな事言ったってアンタ自縛魂でしょ、そっから出れねぇじゃん」

「誰だてめぇ!」

「俺のバディだ。

悪いな生意気で、背低くて、ワガママで、馬鹿で言う事聞かなくて..」

「言い過ぎだバカ、チャンスだと思ってかますんじゃねぇ!」

ここぞとばかりに相方の悪口を吐露させる、愛情表現では無く本心の言葉だ

「なんでもいい!

とにかく俺はやめねぇぜ、もしそれでも止めさせるってんなら..てめぇを先にどうにかしてやるぜ?」


「うっわ〜ダサ〜。

ずっと前から色んな人が言い尽くした事じゃん、よく平気で言えんなー。」

「上等だやってやるよ」

「こっちもかよ〜、やめろよ〜ベタでやり合うの〜、恥ずかしいじゃんか」

絵に描いたようなライバル的悪役とそれに対抗した主人公的な構図での攻防が始まる。恐らくこの後は適度に良い勝負をして最後の一手が同時に向けられ引き分け的な結末だろう。

「いいのかよ、お前は一度俺に負けてんだぜ?」

「何を言っている?

俺もお前も今や魂だけの存在。きっちり平等の引き分けだ」

「喋りながら格闘すんなよ、ていうか犯人のほうお前何急にクール気取ってんだ、もうちょいチンピラっぽかっただろアンタ!」

目立つ魂の躍動に捧ぐ指摘に夢中になり、己の身に起こる厄介な構造を彼女は忘れかけていた。

「ねぇねぇ、さっきからあの女の子誰に向かって騒いでるの?」

「さぁ..見えないものでも見えてるんじゃないの〜?」

「ちょっとやめてよー」「冗談よ。」


「..そうか、アタシの姿は見えてるんだっけ。」

恥じらいが、遅れて身体を通り抜けた

「仕方ねぇ抜くか。」

背中に腕を廻し、もう一つのバディをぬるりと引き抜く。

「こんなナイフに押し負けるのか、いつからそんなでかいの持ってる?」

「知るかよ

気付いたら一緒にいた!」

振り下ろすも悠々と躱される。戦うには狭すぎる厨房では、思うように動く事が出来ない。

「なんだ?

運命の出会いの割には息が合ってねぇな、仲悪いんじゃねぇか!」

「わざと言ってんのか、てめぇ。」

祥吾を煽るように、徐々に狭くなる厨房の奥へと誘導させ、より動きにくい環境へ導いていく。

「くそっ、天井が低い!

横幅もカウンターとシェフで区切られてやがる、とてもじゃねぇが刀を振れねぇ。」

横も縦も八方塞がり、長物には不利なフィールドとなり闇雲な手探りの戦闘となった。

(こいこい刑事公。

最終的に追い詰めて、一番小さなとこでメッタ刺しにしてやるからよ!)


「よっと」 「うおっ!なんだ!?」

「うるせぇよ文句言うな。

上手いように振れねぇから串刺しにする事にした」

下手に動くのをやめシェフ達の影に隠れ、隙間から刀を出してヒットを狙う戦法に出た。

「これならいつか当たんだろ、逃げ場も特にねぇだろうしな。」

「やめろ!

卑怯だぞてめぇ!」

「お前が勝手に動いたんだろうが、俺はそれを追っかけただけだ。」

策士、策に溺れる。

というより元々泳げなかったのだ。

「ほれほれ、諦めろー」

「やめろ馬鹿が!

向けるな刃物を人に!」

「誰が言ってんだよ..。」

刀を突き出す、騒ぐ、突き出す、騒ぐという不毛なループが続き、策も駆け引きも完全に無くなり体力勝負となった頃、先にバテたのは攻防の〝防〟の

側の男だった。

「………」

「声が消えたな。

うまいこと当たったか?」

「……」

「無視してんのか?

往生際の悪りぃ奴だな。

確認してみるか」

二人の争いの傍、暇を持て余した女は声を上げる事もままならず、ただ呆然と立ち尽くしていた。

「つまんねぇなー、なんで連れて来たのさ、意味わからねぇ。」

初めはちらほらと不思議な物を眺めるような視線が差し込む事もあったが、直ぐにその目は賑やかな料理に向けられた。料理店なら自然な話だ。

「こいつら何が愉しいんだろうな、顔見合わせて飯食ってあんな笑ってさ。

人の咀嚼見て食う飯ってそんなに美味いのかね?」


「ん?」

人の幸福への私見に水を刺すように、足元に何かが投げ込まれる。

「これ、さっきの自縛魂男じゃん。

..身体崩れるよ、派手にやったな」

崩れ散る男の魂を見、地図を確認すると、確かに地図のランプは付いている

「ムッキー、終わったのー?

帰るべじゃあさ、疲れたアタシ。」

「……」

返事が無い、遂に返答すら怠ったか。


「呼んでるよ?

いいの、放っといて」

「...誰だてめぇ。

どっから出てきやがった?」

突如現れ男を葬ったもう一人の男。緩やかな口調で温度の低い声で話す。

「僕は知ってるよ

あんた、この街の裁行人でしょ?」


「裁行人...なんだそりゃ?」

「あぁーそうか、そういう事か

あのオジさんそういうの詳しく言ってないんだね、めんどくさ」

「あのオジさん、黒フード..。

そうか、お前例の管理人って奴か?」

聞いていた風貌、話の内容からなんとなく存在を把握した祥吾。予期せぬ遭遇に奇をてらうも冷静な姿勢を保つ。

「管理職が俺に何の用だ」

「それより場所変えない?

僕あんたみたいにステルスみたいな機能ないから丸見えなんだけど」


「ほら、コックさん達ビクビクしてるよ、可哀想に」

延びる人差し指の方向に目をやると、長いコック帽の男達が、青ざめた顔で狼狽えていた。

「確かに、不憫だなこりゃ。」

「でしょ?

僕はどうでもいいんだけど色々面倒だからさ、外出た方がいいよね」

男はそう言うと、台所のシンクに手を掛け客席の方へ飛び出した。怯えるコックはより一層悲鳴を上げ狼狽える。

「より困らせてんじゃねぇか!」


客席側

「返事無いなー、こっちも悲惨な事になってんだけど魂(これ)が崩れて消えてく感じ他の奴には見えて無いんだよなー。」

男が絶望的な表情で消滅していく様を見ずにいられるとは何と幸福な事か。

「すっごい顔だねー!

リブライはやっぱりすっごいねー!」

「でしょ?

よくここまでするよね、ホント」

「お姉ちゃんもそう思うー?」

「まぁね..って、アンタ何者なのさ」

男の顔をしゃがんて眺める無邪気な少女、驚く以前に違和感を覚えた。

「んー誰だろー?」

「よっと」

答えを聞く前にもう一つの違和感が厨房を乗り越え近付いた。

「あ、リブライだー!」

「プルト?

こんなとこにいたんだ、何してたの」

「黒いフードのコート..中華が好きなのねアンタ等。」


「え、何?」

「今厨房から出てきた?」

「映画の撮影かな!?」

「あ〜あぁ、騒いじゃってるよ面倒くさいなぁ、僕苦手なんだよね」

「わーい!わーい!

人がいっぱいだぁー!」

望まないギャラリー、要らぬ歓声。文句を言っても仕方無い、元の日常を破ったのはこちら側なのだから。

「じゃあ滅えちまえ!」「おおっと」

背を向けたところすかさず飛び斬り、相手を選ばず処理案件だ。

「馬鹿ムッキー!

姿の見えてる奴に斬りかかったら..」

「ホントだよ、痛ったいよなぁ」


「でもゴメンね、僕この世の者じゃないから死なないんだよね」

「うっ..」

真っ二つに割れた身体の左の顔が、にやりと口角を上げ微笑み返す。

「気っ持ち悪りぃ..」

「ちょっと、失礼でしょ?

..まぁこんなんじゃキモいよね」

そこの感覚はどの協会も平等に伝わり

「何だあれ!」

「身体が二つに!」「化け物だぁ!」

客人達も腰を抜かし、出口へと走り始めた。

「あーもうめんどくさいなぁ、だからこっちは嫌なんだよな、プルトお願いできる?」

「いーよー!」


「いくよー!

せーの、はっ!!」

客達の動きが止まっていく。それどころか、シェフを含む店内そのものの時間が纏めて停止し、音一つ聞こえない

「何だ、これ?」

「そろそろかなー!

よいしょ、はいっ!!」

少女が掛け声と共に掌を柏手の様に打ちあわせると、刻は動き出し、客人は元の席へ戻り、自然と食事を摂り始めた。

「元に戻った。

普通に飯食ってやがる..」

雰囲気も変わらず賑やかな日常の時間が流れている。

「シェフも普通だ、飯作ってるよ」

自然だが、不自然だ。

まるで自分達の事が見えていないような態度で存在している。

「だいせーこー!」「みたいだね」

「何を、しやがった?」

「何って言われるとそうだな、時間の改変かな?」

「時間の改変。」

「そ、あんまり使うと怒られるんだけどね」

世界線の一部の軸の概念を都合良く書き換える。今はこの中華店内の時間軸を少し変更した。

「店内の人達は僕達の姿が空気と同化して見えてる。喚かれても厄介だからね、少し変えてもらった」


「そんな事まで出来んのか。」

「加減が難しいからプルトに任せてるけど、時間弄ってるの変わりないからここの時間だけ少し世界と遅れてる、その分彷徨う魂が増えるけど、そこらへんは僕たちの仕事じゃないよね?」

「てめぇ、勝手に増やすな!

誰が処理すると思ってんだ!」

世界の歪みの原因は明確にコイツらだと理解し、納得した。やってる側はいつも己じゃ気付かないのだ、愚かなものである。


「その地図見る限り、今日のノルマは達成だよね? なら大丈夫でしょ」

「私もびょういんで一つみたよー?」

「お前等だったのか、余計に手を出したのは。」

「まぁ成り行きってやつだと思うよ、気にしない気にしない」

他人事の様に軽く遇らう。

管理人にしては雑で適当が目立つ大雑把な男だと、二人はあまり良い印象を持たなかった。

「僕達は帰るよ、って言っても暫くこの世にいるけどね」

「じゃーねー!」

男は挨拶をすると一方的に少女を連れて正面の扉から出ていった。

「なんか変な奴らだったねムッキー」

「..笑えねぇよなぁ」

「何が?」


「俺達はあいつらに魂貰って生き返ったんだぞ」

「確かに..笑えないわな。」

皮肉にも、関係性は完全に主従的にこちらが弱い。下手をすれば、死んだ方がマシかもしれない。

「生きるって言う程良いことじゃねぇな。」

「..死人が言うな」

墓に居ずとも息は無い。身体あっても力は無い。抜け殻の、無意味が脚を動かしているだけ、気力も甲斐も心地もしない。居場所も住処も行き場所も何も無い、無様な肉の只の塊。

生きてる者との違いは一つ、醜く執着し続ける、エゴが有るか無いかだけ。


死者は絶望に向かっている

生物は死に向かっている

どちらも共に無に還る。

己に意味が、有ると思うな...







  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る