第1話 『遭遇 ~勇者よ、我を身に纏え~』後編
*
ブレイブ王国というのは、世界の西に位置する二つの南北の大陸、ノーサリアとサウサリアのうち、ノーサリアを支配する巨大な王国であり、その歴史は数千年にもなると伝えられる。
ブレイブ王国は、この世界において人間と対立する魔王軍との戦いに対して積極的な政策をとっている。
その政策とは、魔王と魔王軍の幹部である魔武衆を倒す勇者を生み出すために、有望な能力を持つ若い戦士を勇者候補としてあらゆる面――武具や道具や冒険に必要な許認可関係等々――における支援を行うのが主である。
仮に魔武衆の討伐に成功し勇者となった者は、実質国賓として扱われ一族郎党が一生不自由なく暮らせるようになったという。
しかし、その制度を悪用して、援助を受けても魔王軍に戦いを挑もうとしなかったり、ただの記念的な称号や若者の通過儀礼という考えを持つ者も増えておりその是非を問う意見もあるが、頑なにブレイブ王国はその制度を数百年も続けている。
「ほう、始りの森にてマッスルベアーを退治したか。装備品もないのによくやったものだな……えぇっと……そうだ、バレンティナだったか」
白い口髭の豪奢な服装を纏った大柄な男と、その周りにいる大臣や貴族たちは、じろじろとまるで品定めをするかのようにバレンティナを見ていた。
つい先日に謁見してきたみすぼらしい細っこい娘が、まさかかように容姿端麗で凛々しい女戦士であったなど、多くの人々が信じられないようだった。
「陛下に私の名を覚えていただけているとは誠に光栄でございます。ええ、なんでしょうか国王?」
バレンティナは内心ぐつぐつと燃え滾る怒り――つい先日、予算がないからと支給品もなしに始りの森へ放逐したことへのそれ――を抑えながらその男、ブレイブ王国の国王に慇懃に答えた。
「その……なんだ? 大分煌びやかな鎧を着ているものだと思ってな。最初に来た時はみすぼらしい布の服だったと思うが? そしてその紋様。全く珍しいものだ、何処で手に入れたのだ?」
ブレイブ国王はバレンティナよりも、その鎧に関心を持っているようだった。
「こ、これはたまたま魔物……マッスルベアーを退治したら拾ったものでして、本当に運がよかったと思ってます。多分どこぞの冒険者から奪ったものを蓄えていたのでしょう」
当然、それは嘘だ。
魔物自身が戦場に持ってくる財産などたかが知れている。
そういったものは、魔物達の隠れ家や魔城に行かないとお目にかかるのは難しいし、そのような城に一番乗りするのは容易なことではない。
「それはいいことを聞いた。感謝するぞバレンティナよ。そして、その武勲に応じ、貴様に頼みたいことがある!」
王の手の錫杖が床をドンと、大きく鳴らす。
ざわざわとそこにいる者たちの雑談で騒がしかった謁見の間がしん、と静かになる。
王は、満足そうに頷くと言葉を連ねる。
「我が王国が支配する大陸ノーサリアは、獣魔将軍ライオネルスが縄張りとして、我ら人間を食い物にしておる。あ奴の根城はここから遥か北『死の霊峰ブリザルド』にある。さあ、行くのだ、勇者候補よ!」
バレンティナは気付かなかった。
王と側近の学者や大臣以外の多くの人々が、その勅命に驚愕の顔を浮かべていたことを。
まずは、南のサウサリアか南西のアポリーではないのか? と。
そしてバレンティナは知らなかった。
ライオネルスは七魔武衆の中でも屈指の実力者であり、少なくともバレンティナのような新米が挑むような相手ではなかったことを。
しかし、王の言葉は確信を得たように力強く謁見の間に響いた。
「バレンティナ・オクトー。貴様ならば、必ずライオネルスを倒し人間達に勝利をもたらすだろう。そう、必ずな」
その言葉を信じていたのは、この場に二人しかいなかった。
*
「あっ、君勇者候補なのね? だったらこの銅の剣は3割の値段でいいぜ」
「サンキューおじさん!」
筋肉質な禿頭の武器屋のオヤジはバレンティナの握った金箔があしらわれた羊皮紙を見ると、得心いったように何度も頷きながら鞘に入った剣をカウンターの向こうから差し出した。
バレンティナは代わりに数枚の金貨をカウンターの上に置くとその剣を受け取って腰に佩く。
ここはブレイブ王国の城下町。港の横には大規模な市場があり、様々な道具がそこに揃っていた。
『驚いたな。剣に替えの肌着に魔獣皮の服と外套に薬草類……森で手に入れた金貨でこんなにもモノが揃うとは。そこまでこの国の輩は魔王軍を倒したいらしい』
夕焼けに照らされた喧騒を進んでいるとアムルゲートの声が響く。その声は、バレンティナの身を包んでいる豪華な鎧から響いていた。
「ひゃっ!?」
「なんだなんだ? 体でも触られたのか!?」
「かわいい声ねぇー」
「あの子ってもしかして新しい勇者候補かな?」
バレンティナは素っ頓狂な声をあげながらその場で飛び上がる。周囲の人々がバレンティナを見て思い思いのことを口にする。しかし、誰も言葉を発する鎧のことを言及してはいないようだった。
「いきなり話しかけないでよ、耳元に急に来るし、鎧自体も響くし驚いちゃうって」
『安心しろ。周波数は貴様だけに合わせているから、我の声は貴様以外には聞こえん。むしろ貴様がそうやって声を出すと独り言を言っているけったいな輩に見えるが?』
「あっー……この鎧なんか部品がぶつかって響いちゃうなー! あー!!」
周囲からの奇異の視線を赤面しながら両腕をブンブン振って適当にごまかし『だったらどうすればいいのさっ!?』と心の中で吐き捨てると
『そうやって心の中で強く思えば我には届く。表で我に聞きたいことがあったら名指しで思考を頼む』
まるで会話をするかの如くアムルゲートの返事が耳に聞こえてきた。
慣れないな……と思いながらバレンティナは人混みをかき分けて進みながら、アムルゲートへ思考を送る。
『それじゃあ、聞きたいことがあるんだけどさ。アンタって魔王軍の頭目なんだよね? どうして部下のはずのマッスルベアーに襲われてたの?』
『端的に言えば、裏切りだ。色々あって我は部下の魔武衆共に五体を引き裂かれた』
『だから首だけなのか……って、それでどうして生きてるの? そういう体質なの!?』
『そういう体質といえばそうだな。おかげでなんとか我が要塞からこのようなところまで逃げることができた』
『そんで始りの森でああなったと……あれ!?』
魔王というのはなかなかの不思議生物であるらしいとバレンティナは嘆息し、ふと周囲の人影が消え失せていることに気づく。
彼女は吹奏楽器のファンファーレが鳴り響く中、城下町のメイン通りのど真ん中で一人立っていた。通りの両側には町民達がずらっと並んでこちらを怪訝そうな顔で見ていた。
バレンティナは大慌てでその身を翻そうとしたがその場で足がもつれて石のタイルの上に倒れてしまう。
「痛っ!」
前方に四つん這いみたいな恰好で倒れ、両肘と両膝に痛みを感じたかと思うと、背中にどっと笑い声が響き、茶化すような拍手が聞こえた。
屈辱感に身を震わせながら立ち上がろうとするバレンティナの目の前の床に茶色いブーツに覆われた両足が見える。
「これはこれは、お嬢さんは俺のエスコート役なのかな?」
見上げると、赤髪の野性的な雰囲気を漂わせる甲冑に身を包んだ戦士がニヤリと笑いながら彼女を見ていた。
その両手には広い刀身に美麗な装飾が刻まれた片刃の剣とバレンティナと同じくらい大きな盾をそれぞれ装備していた。いずれも銀色に美しく輝いていた。
「すみません。ただの、人違いです。うっかり迷い込んじゃって……それじゃ!」
バレンティナは一刻も早くその場を離れたかった。戦士に踵を返すとじんじんと体を貫くいたみを感じながらその場を駆け足で離れた。
「ヴァーブル・フォールティ! 魔武衆を二体も倒して帰ってきた勇者!!」
「あの娘いいなぁ、ヴァーブル様と見つめあうなんて!」
「素敵な人……あとでお手紙送らなきゃ!」
戦士を呼ぶ黄色い声援が城下町に何度もこだましていた。
『あの者の持つ武器は……それに魔武衆を倒した? いや、まさかな。まさかそんなわけが…………』
歓声もアムルゲートの独り言も、赤面した彼女の耳には入らなかった。
*
夜を過ごすために取った宿屋の個室の中で、バレンティナは椅子に身を預けながら眼前で地図を広げて明日からの旅の行程を考えていた。その鼻の頭は赤く、眼の端には涙の粒が少しばかり残っていた。
『その、なんだ…………失敗は誰にでもある。気にするなよ?』
バレンティナの頭の後ろから、触手を彼女の膝と肘に伸ばして治癒魔法をかけながらアムルゲートは何度も瞬きをしながら彼女の顔を覗き込む。
「だから、気にしてないって」
『ともかく、明日は朝一で城に行って馬を借り受けることになっているんだろう? ある程度の時間になったら休むんだぞ』
「アタシ、朝は強いから」
バレンティナはアムルゲートの言葉を右から左へ聞き流しながら、地図の上に視線を漂わせている。
彼女の格好はリラックスしたもので、彼女の細い肢体を簡素な肌着が覆っていた。首には相変わらずボロボロの赤いマフラーを巻いている。
数時間前にはアムルゲートに全身を触診され激怒して鉄拳を数発見舞った彼女だが、害意が無ければ警戒心も薄れているようで順応性は高いようだとアムルゲートは内心感心する。
『そんなことを言うと、今すぐ素振りと精神統一と魔導書の暗唱を朝までやらせるぞ?』
「肘と膝が治ったらね」
勇者候補であるバレンティナにとっては、魔王アムルゲートは、勇者候補としての終着点。ラスボスといっても過言ではない……はずだった。
人と魔物の全てを超越する絶対者。それが魔王アムルゲート。
彼女の先輩勇者候補たちも、その討伐のために人生を捧げ、魔物やそれを操る魔武衆たちに挑み、命を落としたり挫折したりしてきたのだ。
そんな魔王アムルゲートだったこのアムルゲートをこうも軽くあっさりあしらっているのを他の勇者候補や経験者が目の当たりにしたら、その多くが腰を抜かすだろう。
『グ、グムー……怪我は確かに仕方ないが、このままのんびりしてたらいつまで経っても我を使えんだろうし使えないのなら獣魔将軍ライオネルスにも勝てんぞ?』
「そういえば、アンタを纏う時って何が必要になるの?」
経験値を積み重ねてレベルを上げろといわれても具体的になぜそうすれば魔王を使えるようになるのかバレンティナにはわからなかった。
『それは、使用者……つまり貴様と、我自身の魔力だ』
「魔力……そうか、アタシそういうのからっきしだから」
バレンティナは生まれてこの方、魔法というモノを使ったことはなかった。
それは、全く必要ではなかったからだ。そんな能力は彼女には求められてこなかった。
『だが、ほんの少しの鍛錬で魔力は伸びるぞ』
「本当に?」
『ああ、間違いなくそうなる。我にはわかる』
アムルゲートの確信のこもった声にバレンティナは驚きながらも、口元がわずかに緩んだ。
どんな理由があるか知らないが、ろくでもないという自覚がある自分をこうも肯定してくれる存在は悪い気はしなかった。
しばらくの沈黙ののち、沈黙を嫌ったのか、アムルゲートの声がバレンティナに届く。
『……そういえば勇者よ。気になるのだが、どうしてお前は勇者になろうと思ったのだ? 貴様のような小娘が、我ら魔王軍に挑むなど――』
「――女は嫁に行って子供を産めとか、家事をしろとか、魔王様もそういうタイプなの!?」
さっきとは一転、バレンティナは不機嫌そうにアムルゲートの言葉を遮る。
その表情には、苛立ちが募っているように見えた。
『いや、そういうつもりというか、我は妻を娶った事などないしな……はぁ……ないしなぁ』
アムルゲートの声が、心なしか沈んだが、そんなことには意も解さずバレンティナは握りこぶしを作って天井をキッと睨みつけるとまくし立てる。
「オヤジとババアに強引に近所の漁師のところに嫁に行かされそうになって! アタシは隣のダービーおじさんのロバを盗んで駆け出した! 故郷のある島から東の海を越えてここに来た! ブレイブ王国の勇者援助制度を使って立派な勇者になろうとね!」
『……お、おう。始まりは逃避だったか。それにしても勇者になろうとするとはいったいどんな?』
バレンティナの剣幕と発言にほんの少し引いたようなアムルゲート。
「アタシは、勇者となって名声を得る! そうすれば過去なんてあってないようなものになるからね。アタシの一生をあんな田舎で浪費するなんてゴメンだし、二度と帰りたくもないね」
だんだんと機嫌が悪くなっていくバレンティナにアムルゲートは身を引き攣らせる。
『して勇者よ、貴様の先祖に高貴な家柄や強い戦士は?』
「聞いたことないね、そんなの。死んだおじさんはそれなりだったらしいけど、勇者って言われるような人じゃなかったらしいし」
『ぐむぅ……そうなのか』
落胆と困惑が入り混じった声が聞こえ、バレンティナはなんでさと口を尖らせるがふと思い出したように神妙な面持ちで背後に視線を送る。
「……そういえばアンタってアタシに力を貸して一体何をしたいの?」
彼女は、今後頭部のあたりにいるこの銀の球体が魔王だった存在であることと、そうなった原因が魔武衆達であることしか知らない。
アムルゲートは、少しの間唸り声をあげていたが、やがて観念したように答える。
『勇者よ。貴様は七つの銀の武装を集めるのだ』
「銀の、武装……?」
『そうだ。
「その呼び名……アンタに由来する武装なのね?」
『然り。そして我以外がそれを使えば、使い手と周囲に災いを振りまくこととなる……人も魔物も関係なくな。それを防ぐためには魔武衆からそれらを取り戻し、我が身に収めなくてはならぬ』
バレンティナにとってこんな話は初耳だった。
伝承にも習った歴史にもこんな記載はなかったと記憶している。
でも、当の本人が言っているのだ、信じる以外にはない。
「今から倒しに行くライオネルスもそれを持っているの?」
『然り。そして奴はより多くの血を大地にまき散らしていることだろう』
「じゃあ、どっちみち魔武衆を倒しに行くことに変わりはないわけだ、わかったよ魔王…………ふぁああそろそろいいかな、寝なくちゃ」
全身の痛みが引き、その心地よさに大きく伸びをして深呼吸をする。
引き締まった腹筋に包まれた彼女の白い腹部が吸気でひとたび膨らんで再び萎む。
あまり豊かとはいえない胸部もそれに合わせて上下する。
『感謝するぞ、勇者よ。……では、もう傷は癒えただろうからそうなったら早速剣と魔法の鍛錬と行こうか? 早く我を使いこなすためだ、受けてもらうぞ』
触手が体から引いていったかと思うと、バレンティナの四肢を捉え椅子から引きはがそうと圧力をかける。
「え? ちょっと待って!? さすがに今日はもう…………というか服! 服着てないから!」
肌着姿のバレンティナは、赤面しながらいすをがっちり掴んで全力で抵抗する。
しかし、あっという間にアムルゲートは喚くバレンティナを椅子から引き剥がすとその手に剣を握らせた。
それから明け方まで、バレンティナの借りた部屋の灯りが消えることはなかった。
*
吹雪が吹き荒れる霊峰ブリザルド。
その中腹の空洞の中には、岩山を掘り出して城砦の体を為した無機質な城が居を構えている。
そこの最深部の玉座の前には、獅子の頭部に無数の手足を持ち黒い甲冑に身を包んだ魔物が、口の端を持ち上げながら、目の前の卓にある長方形型の水色の水晶のようなものを見つめていた。
獅子の顔が、水晶の反射光で不気味な明暗を伴っていた。
「どうやら
「えー! ライオネルスのところにいたの? ずるーい!」
「先を越される前に先に接触できるようなのを用意しないとな……」
「……チッ」
「おやおや、これはなかなかに愉快ですねえ」
ライオネルスは舌なめずりをしながら、どこからか聞こえてくる怒号やため息をうなずきながら聞き入った。
「そういえば、牢獄左官ドグマリスと牛鬼騎兵バリュージャの声が聞こえんようだが?」
自分に対しての反応がないふたりの名前を出すが、それに対する両者の反応はやはりなかった。どうやら、この通信に参加自体をしてないようだった。ざわざわざわと、喧騒が大きくなる。
「おかしいわねぇ。ドグマリスは仕事柄ストレスが溜まっているし、バリュージャはおしゃべりで、我ら七魔武衆の定時連絡通信にはすべてを優先して参加しているくらいなのに」
かわいらしいハスキーボイスの裁罰竜姫エリーザの溜息に
「大丈夫だよエリーザ。アムルゲートを始末してから、ボク達忙しかったからな。ちょっとばかし疲れてるんだろうさ」
軽い調子の天空提督トゥルーガが応え
「トゥルーガのおっしゃる通り。あの方は手間がかかってしょうがなかったですから」
慇懃な創魔学者モディルドがそれに合わせる。
「まぁ! トゥルーガの言うとおりだわ!」
「おいおいエリーザ、モディルドは無視してやるなよー!」
「あっごめんなさいモディルド、夢中になってて気づかなかったわ!」
聞かないふりをしよう、とライオネルスが思っていると
「――定時連絡。冥府魔人イーザ、一応いるぞ。じゃあ寝る」
「はいはーい……全く付き合い悪いわねえイーザは」
「それよりさ、今週の『ザ・キリング・ベストテン』決めようよ?」
そこから、魔武衆達はやれ人間をどう殺したとか、どれくらい殺したとか、どう加工してやったとかいう物騒な会話を続けている。
ライオネルスはぼんやりと、足元に置かれた硬い何かを弄りながらその会話を聞いていた。
『ここで今話している我らは今は競争相手なのだが……若造共は何でも遊びに結びつけおって……』
たまたまなのか、今通信をしている三体の魔武衆はいずれも魔武衆となって日が浅い若輩者だらけだった。
「吾輩、先に失礼するな」
返事も聞かずに、青く光る水晶の表面を人差し指でなぞると、水晶が発する光が消え失せ、玉座の辺りは全くの光がない真っ暗闇となった。
どうにも、落ち着かなかった。どうにも、心の中にもやが漂っていた。
そのまま重々しい甲冑を脱ぎ捨てると、玉座に身を預け、足元にある銀色の巨大な爪が付いた手甲を、がしりと掴んで目の前まで持ち上げた。
手甲は自ら光を放つように、漆黒の闇の中で銀色に輝いていた。
*
銀の武装を持つ者は、この世界において、一つの道の覇者となる。
銀の武装は合わせて八個存在する。
全てが揃ったとき、その使い手に究極の力を与え、その願いを叶えるだろう。
ブレイブ王国所蔵の古文書より
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