生きるのが辛くなったら

家出しましょう

問題。人生の三大悩みの一つで、社会や集団や組織の場、あるいは個人的な場における、感情的な面も含めた、人と人の関係のことをなんと言うでしょうか。

　答えは、「人間関係」です。

　ちなみに残り二つの悩みは、お金と健康です。

　関わり合いたくない人に対して、最初に出来ることは「できるだけ関わり合わないようにすること」です。

　家を出るとき、「家出するんだ」と自分に言い聞かせて一時間くらい散歩にでかけましょう。

　あるいは「家出するんだ」と自分に言い聞かせて、ビジネスホテルで一泊するのもいいでしょう。

「家出するんだ」といって一人旅に出かけるのもいいでしょう。

　GOTOトラベルを推奨しようがしまいが、「これからプチ家出をするんだ」と言って、出かけるのもいいでしょう。

　ソロキャンプに出かけるのもいいでしょう。

　とはいえ、家出にはお金がかかります。

　綿密な計画を立て、書き置きをして、家出するのも悪くありません。

　書き置きには、事件や事故で巻き込まれたわけではないこと、自殺しないことがわかるようにいつかは戻ってくること、日付と名前を書き添えておくと、警察は探さないそうです。

　節約してもお金が底をつきます。

　まずは、知り合いの家で寝泊まりできるところを作っておきましょう。

　ホテル宿泊を先に決めてから、日雇いバイトの仕事を探すのもいいでしょう。

　最低限必要なものを用意してから家出しましょう。

　数日の着替えや歯磨きセット、通帳、身分証明になるものなど。

　お金がなくて家出できない、というときは家にいましょう。

　家は食事、風呂、睡眠をする場と割り切って、それ以外は外へ出かけましょう。

　コロナ禍であっても、公共施設は利用できます。

　人目を避けつつ、衛生面で気をつけて行動すれば大丈夫です。

　それでも、どうしても関わり合わなくてはならない人に対しては、どうしたらいいのでしょうか。

　苦手な相手に、「感謝してます」と言いましょう。

　気持ちがこもってなくてもいいです。

　相手に対して声に出すことが大事です。

　言いにくいなら、「ありがとう、感謝してます」とセットにしてみましょう。

　なにかしてくれたときに、「ありがとう、感謝してます」と声に出していってみましょう。

　そうすると、相手に変化が現れます。

　よく考えてみれば、子供の時ですら気恥ずかしくてお礼を言えていなかったのではないでしょうか。大人になればなおさらです。

　仲のいい相手ならば、気兼ねなく、素直に「ありがとう、感謝してるよ」と言えていると思います。

　それを、自分が苦手とする相手にも言ってください。

　気持ちがこもってなくていいです。

　心から言わなくてもいいです。

　それでも「ありがとう、感謝してる」と言ってください。

　あなたの人生の人間関係を、あなたで変えてみてください。