脳に栄養を与えましょう・その4

問題。江戸時代には「江戸患い」、戦前では「亡国病」と呼ばれ恐れられていた脚気の原因は、これが不足して起こると知られている、チアミンと呼ばれる水溶性ビタミンのひとつはなんでしょうか?




















 答えは、「ビタミンB1」です。

 脳のエネルギー源は、ブドウ糖です。

 このブドウ糖をエネルギーに変換する際に必要な栄養素が、ビタミンB1です。

 ビタミンB1が不足すると、元気をなくしてしまいます。

 肉類や魚類、なかでも、豚肉やうなぎ、魚の血合い部分に多く含まれています。

 酵母、大豆製品にも含まれ、穀物では米ぬかや小麦胚芽に多く、精白するとビタミンB1の含有量は少なくなります。

 なので、玄米や全粒粉パン、発芽小麦パンなどは多く含まれています。

 ビタミンB1はニンニクやタマネギなどに含まれているアリシンと結合してアリチアミンになると、吸収率が高くなります。しかし、熱に弱いため、調理による損失が大きいといった欠点があります。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る