顔を上げましょう
問題。かんばせとも呼ばれ、視覚、聴覚、嗅覚などで周囲の状況を把握し、さらに呼吸や食事という生命維持に不可欠な活動を行っているのは身体の何処を指すのか?
答えは、「顔」です。
頭部の正面を指し、顔面ともいいます。
重要な感覚器である眼、耳、鼻、口などが集まり、口は発声や会話によるコミュニケーションで中心的な役割を果たしています。
顔の筋肉が作り出す表情には、他人から見た印象を左右します。
表情は感情と密接に関連しているので、作り笑いなど意図的に表情を作ることもできますが、完全にコントロールするのは難しいものです。
表情は、言葉を用いない非言語コミュニケーションの代表、といわれます。
疲れているときや落ち込んでいるとき、とくに鬱のときは世界は眩しく、顔をあげることも億劫に感じます。
鬱でなくとも、不安が強いときにも視覚過敏症状がでやすいです。太陽だけでなく、ノートや明かり、派手な街の看板、派手でなくとも色の濃いもの、物も人も、あらゆるものがキラキラ眩しくみせつけてくるのです。
そんなときは、めまいもするし、不快に思うし、ぐったり疲れてしまいます。
だから顔をあげるのも辛いのです。
そんな人は、サングラスをかけると少し落ち着きます。
フードのある帽子をかぶるのもいいです。
そこにマスクを付け、黒い服を着て歩くと、周囲から不審がられてしまいます。
世界は眩しく、俯いていると視野が狭くなり、小さな世界には自分しかいない錯覚に陥っていきます。
スマホをつかっている人もそうですが、下を向いていると、呼吸も浅くなり、脳への酸素があまり回らなくなるそうです。
少しだけ、目線を上げましょう。
すると視界がちょこっと広がります。
少しだけ、顔を上げましょう。
すると世界がちょこっと広がります。
すこしずつ、自分の世界を広げてみてください。
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