午後の日差しの中の走馬灯の走馬灯

できることはもう全部やった。


青春の夢をおいかけてきた。


今、何がなくてもふと安らぎがある。


安らぎを得るためには何も必要ではないんだね。


それがはっきりわかってしまった。


ありがとう。


すべてのものよ。


闇よ。


ありがとう。


光よ。


ありがとう。


夢はもう十分実現できた。


私は何も未練はない。


咲き乱れる百合の香りに誘われて、


月日を経たあなたのあおい炎のようなまざしをもう一度見させてください。


ただ傷ついてひざまづき、涙の流れるままに私はあなたの元にいざなわれ


贖われ寿がれ、荘厳な儀式で、青い炎に精錬されたいのです。


あれから、9年もたちましたね。


王よ! あなたに再びあいにいかせてください。


最後の力を振り絞って階段を上ります。

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