パトロンになるのはきっと間違っている③

保健室の前に着くと少し待つように言われた。


数分後、白衣を来た先生が小走りでやってきた。


「おまたせ〜!」


そう言うと先生は保健室の鍵を開けた。


「長机のとこに座って」


そう促され、椅子に腰をかける。


全員が座ったことを確認して、先生は椅子に座った。


「まぁ、簡単にクラス代表の説明するね!」


そう言うと先生はホワイトボードを使い先生は説明を始めた。


「みんな知っての通り、この学校では1年生でクラス代表を決めて、2年生でクラス代表を中心に3年で1組になれるように頑張るんだけど、ここまでで質問は?」


周りを1度見渡して話を続けた。


「1組にあがるメリットは推薦校がいっぱいあるの、それも誰もが聞いたことがある学校ばっかり!そしてクラス代表は最初に選んでいいの!それに、系列大学の内部進学も可能!他のクラスになっちゃうと推薦ないし、内部進学もないの。あ、でも2組は内部進学はある!そして1組以外のクラス代表には代表推薦ってのが、あって数校からの推薦が選べるのと、内部進学も可能なの!だからみんなクラス代表になりたがるのは分かった?」


「先生1つ質問いいですか?」


「うん、いいよ!玲音れおんちゃん!」


「いや、玲奈れなです!」


先生は両手を合わせて謝った。


「私が学校説明に来た時、3年1組のクラス代表が紹介されていたんですけど…その時、2人が前に立っていたんですけど…代表は何人までいいんですか?」


「代表は3人までよくて、追加のサポーターが5人まで可能だよ!ちなみにサポーターは内部進学のみ可能だよ!」


「そうなんですか…ありがとうごさいます」


「いきなりなんだけど、今日残った君たちはパトロンになりました!」


「パトロンって何?」


「パトロンってのは偉い人っていう称号みたいなやつで、例えば多数決とかする時に、パトロンの1人が反対をしたら、他のみんなが賛成してても結果は反対に終わっちゃうの…」


要するに国連でいうところの、常任理事国みたいなものなんだろう…


「パトロンは奇数人って決まってるんだけど…今、ここにいるのが7人なんだけど…この中でペアとか組む子っている?」


俺たち以外に2人が手をあげた。


「そしたら5人にするね!チームの子は後でいいから私に誰がパトロンになるか報告すること!それじゃぁ解散!」


そう言って解散となった。



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