この短編ミステリー、タグに『昭和』とあった。その手の年代の読者さまたちは、懐かしさを覚えるのだろうか?
でも、そこが、わたしたちの歳には新しい。それが、不思議な感覚でもある。
このミステリー、複雑に絡み合う伏線が、至る所に張り巡らされているわけではない。
更に、謎解きもなければ、探偵役も存在しない。そこに物足りなさを感じる読者さまも少なからずおられるに違いない。
でも、そうお思いの読者さまは、もうひとつのタグ『復讐』に気をつけて読まれることをお薦めする。それだけで確かなミステリーに変貌することに、あなたも頷けることでしょう。
わたしは、このミステリー、おもしろい……と思いますけど?