ムラサキツユクサ

「今日の会議は以上で終わりになります。」


生徒会長の声が響き会議が終わった。

わたしは一応生徒会の書記をしている。

今日の議題は意見が飛び交いなかなか追い付くのが難しかった。

会議が終わってからも書類にまとめていると上から声が降ってくる


「今日もお疲れさま。いつもきれいにまとめてくれてほんとに助かっているわ」


慌てて顔をあげると笑顔で会長私の顔を見てくる。


「そんなことないです!会長のお陰でまとめやすかったです~!ほんと感謝してます!」


慌てて立ち上がりお辞儀をする。わたしは会長をすごく尊敬してる。だから生徒会にはいっのだ


「そんなことないからっ頭あげて!」


慌てふためいている会長を頭をあげてちらっと見る。慌てている会長もやはり素敵だなぁ何て考えてしまう自分をふとおかしいと思う。


「いえっあのっ!ほんとですっありがとうございます!」


そう微笑むと会長も、嬉しそうに笑ってくれる。ほんとについていってよかったとすごく思う。

「あっもうこんな時間!お先に失礼します!」 と慌てて教室を走り出る。

あの笑顔はほんとにきれいで、ぎゅっと心を締め付けられる

でもきっと、これは恋じゃない。憧れなんだ。



慌てて教室を出ていく彼女をそっと見守る。

そんなに慌てることもないのに。

かわいくてふわふわしたこ。始めて生徒会に来たときからずっとずっと気になってた。でも、うまく声をかける方法をわたしは知らない。

彼女はどう思ってるのか。それはわかりきってる

だからきっと余計に怖い。

壊したくない。でもこのままは怖い。

でも、壊さなきゃいけないものも、あるよね。

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花束 如月美空 @kisaragimisora

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