ゴボウ
人間みんな嘘つきだ
友達なんでいっておいてすぐ裏切る。
わたしは信じない。誰もみんな信じれなかった。唯一わたしが救われるのは本だけだった。
たくさんの本はいろいろな知識を与えてくれる。
「はぁ、読み尽くしてきたなぁ」
わたしは一人図書室の本を眺めながら呟いた。読んでいない本を探すのが大変なほど立った。次の本を探しているとき、ふと目に留まったのは一冊のノートだった。
不思議に思い開けば、交換ノートだった。
「拝啓名前の知らないあなた。お元気ですか、はじめまして。よろしければ私と交換のーとをしませんか?なんでもいいのです、ただお話し相手がほしいのです。もしよろしければお返事をください。」
と書かれていた。
普段ならどうでもいいのに、なぜか心が踊った。
気がついたら私は交換のーとを始めていた。
「はじめまして名前も知らないあなた。私は杏果といいます。私は元気じゃありません・・・」
そう返事が着たのはそれから二日後だった。私はすごく嬉しかった。ずっと図書室で見てたあなたと会話できることが嬉しかった。
きれいな顔立ちのあなたには私のような不細工が話しかけるなんておこがましい。
でもずっと話したかった。
しばらく私たちは交換のーとを続けた、顔もわからないあなたをいつのまにか待つようになった。
でもあなたは一切返事をくれなくなった。
あぁ私またダメだったんだ。そう思ったときだった
「杏里ちゃん、?だよね!!」
そう声をかけてきたのはきゃっきゃした女の子だった。
「誰、ですか、?」
私は疑った。また私を笑いに来たのかと
「私、栞。交換のーとをしてくれてありがとう。体調崩して返信返せなくなっちゃって、会いに来ちゃった。」
そうにこやかに笑う彼女はとても可愛らしかった。
あぁ見捨てられた訳じゃない裏切られてなかった。そう思うと安堵で涙が出てきた
突然泣き出してしまった杏理を見て私は不安になった、いやがられてしまったのか、
「ごめんなさい。もう、嫌われたのかと。」
そう泣きじゃくる彼女を私はそっと撫でていった。
「大丈夫だよ。一人じゃないよ。」
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