弟切草

ここはキリストを信じる学校。

わたしはここに入学したことをとても後悔している


「小雪!おはよう!」


そうこの子。吉野の存在のせいでだ

だからわたしは今日も無視をした。

いじめと言われても構わない。無視をし話しかけず、絶対に自ら話しかけないようにする。

なのにしつこく話しかけてくる


「ねぇいつまで話してくれないの?私何かしちゃった?したなら話してよ」


うるさい。

最初はちょっとしたことだった、それがきっかけで話すようになって、仲良くなった。

なんでもできる吉野にはわたしがいなくてもいつも回りにたくさんのひとが集まる。

私なんて必要ない。なのにしつこく話しかけてくる。



「あの答えだって納得できない!」


わたしはピタリと止まるでも間髪入れず歩き始めた。

わたしはあの答えが一番だと思っている。

彼女は地獄に落ちてもいいといった。私と一緒ならいいと。

そんなのいつまで続くかわからない。その気持ちは迷信かもしれない。

だからこの気持ちは伝えないのだ。


「ねぇ、もう一度話そ?」


どんなに話しかけられても憎まれても、あなたが幸せになるならばわたしは辛くても構わない、嫌われても憎まれてもいい。

この先の未来あなたが笑顔でいてくれるならわたしは喜んで悪になれる。


あぁ神様。あのこをお救いください。

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