第2話 世界が変わった日
あれは、17才くらいのころでした。
思いもよらないできごとに、まるで、世界がひっくり返ったような気持ちになった、そこそこ古い記憶です。
「僕、違うんで…」
同級生の高校男子に言われた一言です。
夕方の光が差し込む廊下を歩いていると、、あまり話したことのない男の子がそそくさと私に寄ってきて周りをキョロキョロと見渡しながら私に言ったのです。
「僕、君のこと何とも思ってないんで」
と。
(おや…?)
「ごめん、じゃあ」
と言って去って行きました…
(´・_・`)
「えーと、、これは、、もしや振られてないのに振られた感!?」
思わず自分に突っ込みました…
次の日、、
また廊下ですれ違いました。
彼は、チラッとこちらをみて、プイッという感じで… 行ってしまいました…
「プイッ!? 私、君の事好きじゃね〜し!!」 \\((⊙Д ⊙)]// ya——
この気持ち、何でしょうか…
まるでカッターで皮膚を少し切られたような感覚です。
切られたと思って怒ろうとしたけれどそこには誰もいなくて
私、自分で切ったんだっけ?などと動揺したりしている間に
少し血が出てきて慌てて絆創膏を探すような…
うーむ、あの人名前なんだっけ!?
あんな人もいるんだぁ…
世界ってそういうのもアリなんだ(´-`).。oO ぽよん
おしまい
Mihoko
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