第3話 電車でセッション盗み聞き
あるとき、わりとすいた電車に乗っていました。
座席に座ってなんとなく目をつぶっていると、遠くから女性の声が聞こえてきました。
声からすると、20代後半から30代でしょうか
「布団の数が違ったんだよ〜」
イライラした様子で、一緒にいるひとと、話をしている感じです。
布団?
はて、何の話なぁ
なんて、本に顔を隠して声を聞いていました。
「布団の数が問題なの?」
(キャンプにでも行ったんだろうか…)
「問題は山だな」
(山?)
「いや、山のトイレだな」
(⁉︎)
どういうことなのか想像を巡らせてみました。
布団 、山 、山のトイレ。
きっと、今10月末で、
彼女は友人達と山へ行ったが、持っていった布団の数を誤り、山のトイレまでは遠く寒く辛い思いをした。
なんちゃって 当たりかな〜 何かな〜
「だからさぁ、
12人で予約して行ったのにコテージ管理のスタッフに掛け布団が14枚、敷布団が10枚渡されて予約した内容と違うとずっと憤慨し、連れていった山本さんは、山のトイレが暗くて汚かったので朝帰るまで9時間トイレを我慢していた。私は山荘にみんなで楽しく行きたかったんだが、それぞれ人と違う小さな悩みが気になって楽しむ事が出来なかった。さらにここで山というのはそういうものなのかもしれないが受け付けない自分が残念でもあるが、自分を知ったという話だ」
( ´_ゝ`)ぐぬぅ
なるほど…
問題という問題はないが、
All ストラグル
とう話であったのね。
妄想して妙に答えを期待をしてしまった。
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