エピソード0:タケノコ狩りに行こう。12

「ゴ、ゴゴゴガゴバゴガガガボゴボボボボボボボ…………………………」


 石がガッチリ口に嵌り、青竹が悶えているように見えた。


 掴んでいた青竹が緩む。


 今だ!


 体を折り畳んで足に絡みつく竹に手を掛け、足を引き抜く。


 スサ


 着地&逃走!逃げるが勝ち!


 バキン‼


 脱兎の如く逃げようと後ろを向いた瞬間。恐ろしい音がした。


 石が砕ける様な。というか、マジで砕ける音。


 「ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ‼」


 後ろで声が聞こえる。


 パラパラパラ


 後ろを向くと青竹の口から砕けて零れ落ちる小石が見えた。


 あれが俺の頭蓋骨で数分後に行われる。








 ダッシュ‼‼‼








 竹林を疾走した‼










 竹と人間なら人間の方が速い。


 竹の射程距離も無限ではない。逃げ切れるかも俺!




ルパンダッシュ‼




 ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!


後ろから音が聞こえる。


 俺のファン。とかでは無いだろうなぁ。


 後ろを見たくない。


 「ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ」


 怒った青竹が歩いて?這って?…………兎に角移動していた!


 「オイオイオイオイオイ‼地に根を降ろせよォォ‼」


 しかも滅茶滅茶速い‼








 我ながら凄い勢いで走った。








 逃げた!







>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>読んで下さる皆様へ

いつも読んで頂き有り難う御座います。

単刀直入ですが、もし、良ければ感想やフォロー等のフィードバックを頂いたり、他作もご覧になって下さい。お願いします。

ここが良かった。ここは少しこうした方が良いなどの改善点等が有りましたら是非お教えください。お願いします。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る