エピソード0:タケノコ狩りに行こう。8

 この……………クソ農家ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ‼‼


 ザケやがって‼俺はエサか‼


 よく考えりゃ、軽トラの荷台が矢鱈小さかった。


 俺らを帰りに乗せて、その上でタケノコを載せたらどうやったって重量オーバーだと思っていた。


 あれは足りたんだ。


 帰り道は俺らを置いていくのだから。人間三人分タケノコを載せられるんだから。








 そういう事か


 そういう事か。


 そういう事かよ


 そういう事かよ!


 そういう事かよこのクソ外道‼








 「じゃぁなぁ。タケノコを取れなかったお前には給料は無いぃ。


 まぁ……必要が無ぃだろうからなぁ。」


 外道が笑う。


 俺のタケノコ!


 折角獲ったタケノコを奪って取れなかったぁ?


 このクソ外道!鍬で叩き割ってやる‼


 そうは思っても、俺は吊られた男。


 外道はタケノコの山を抱えて竹林に消えていった。
















 絶体絶命の危機
















 『何事も経験』


それが俺の流儀でライフスタイルだが、


 命の危機がマジでここまで目の前に来たのは初めてだった。








 「誰かぁ!助けてくれぇ!」


 竹林に野郎の声が、つまり俺の声が響き渡った。








 


>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

ルパ●三世みたいに手錠抜け出来ませんかね。






感想や評価をお待ちしています。農業関係の知識、情報も下さい。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る