エピソード0:タケノコ狩りに行こう。5
農作物。
その特徴は巨大である事。
物言わぬ農作物など比にならない程の大きさを誇る。
そして栄養が豊富である事。
そして、動き、知能が高い事。
最後に狂暴であることが挙げられる。
「うおぉぉぉおぉぅぉうおーう‼」
足を掴まれたまま空中を振り回されて世界がミックスされる。
グルグルと回る眼を凝らすと地面が真上に有った。
違う。逆さに吊られていた。
青竹に吊られていた。
「オイオイオイオイオイィィィ!どういう事だァ?」
タケノコ狩りは危険じゃぁなかったんだろぉ⁉襲わないんだぁろぉ⁉
じゃぁ今目の前に居るありゃ何だ?という話だ。
デカい青竹の一部が横に割れてその中に牙がびっしり。
竹の農作物モンスター?竹は喰わんだろう?農作物扱いか?
「クソが!離しやがれ!」
足の竹を叩き割ろうとするが、素手では叩き割れん。
「オイ止めろ!オイ!放せェ‼」
暴れても放してくれる気配は無い。
鍬は地面。
手が届かない。
癪だが仕方ないな!
「農家さん!緊急事態だ!早く来てくれぇ!」
声の限り叫ぶ。
竹林に木霊する声。
然程距離は離れていない。
騒音も無い。
ここからなら完全に、確実に他の三人に届くはずだ。
「オォ、良くやってくれたぁ。」
農家は颯爽と駆け付けた。
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