次元の射撃手(ガンマン)

パンパン


「ぬぁっ」


「グォ!」


パン


「ア?…」




仲間が次々倒れていく。


恐らく黒い板の様な魔道具の能力だろう。


さっき喰らったが大した威力は無かった。


あんなの余程当たり所が悪くなきゃ屁でもない。


が、


先程から仲間が次々倒れていく。


馬鹿ばかりだが間抜けは居ない。


そんな奴等をさっきから一撃で葬っている奴。


妙な服を纏ったアイツ。


アイツは確実に殺らないといけない。




「オラオラオラオラ!」


 ムサいおっさんの鼻の下や股間目掛けて確実に一発を叩き込む。




 こちらは一人、向こうは大勢。


 こちらは射撃武器、向こうは近接武器。




 ならば距離のある、こちらに理のあるうちに、敵の数を確実に減らし、倒しきるしかない。


 残念ながらこちらに武術の心得は無い。近寄らせたら仕舞。




 しかも、弾丸一発を撃つたびに精神的に疲れていく気がする。


 さっき見た消費MPと残弾数80発の信憑性が増す。




 つまり、無駄撃ちせず、確実に仕留めないといけない。


 難易度は高い。


 「なんてな!舐めるな!スマホ無いからFG●とかポケG●とかパズド●の代わりにFPSやりこんでるんだよ!」


 まぁシューティングが普通に好きって事もあるがね!


 「名古屋撃ちは出来ないが、次元撃ち位はやってやろう。早撃ち0.3秒の絶技に酔いしれなぁ!」


 パンパンパン


 確実に仕留めていく。

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