デミウルゴスと幼女とメッセージ

ナザリック地下大墳墓内で人間と交渉するなら、適任者が数名いる。

デミウルゴスは誰に幼女の事を頼むか考えた。


一人目の候補者、ナーベラル・ガンマ(通称 美姫ナーベ)

人間の冒険者として日々活動しているが、今回は冒険者の仕事というより、人間一人の話を引き出すのが目的の為、却下。(人間嫌いなので、まず無視しそう)


二人目の候補者、ソリュシャン・イプシロン

人間の街で、己の感情を隠して令嬢役として情報収集を行っていた。

なので良さそうだが先日ソリュシャンは、新鮮な穢れのない人間が食べたいとアインズ様のご褒美の際に話していたので、却下。(喜んでいたぶり殺しそう)


三人目の候補者、ルプスレギナ・ベータ

カルネ村の監視をしているし、人間にも陽気で人懐っこい振る舞いで接することが出来る。しかし、人間が幸せから苦しむ様子へ変わるのが好きなため、交渉には不向きのため、却下。


「プレアデスにはこの幼女にぴったりな方がいませんね」

ペストーニャやユリ・アルファも良いかな?と思ったが、話が出来ても街に不慣れだと行動に支障が出そうだ。


そして、デミウルゴスはあることを思い出した。

「誠に不本意ですが、今回の適任者はあの方しかいないでしょう・・・」

頼らないといけない事が悔しくてデミウルゴスは、こぶしをギュッと握った。


「ね~ね~かえるさん、おなかすいたよ~」

色々デミウルゴスが考えていると、幼女はデミウルゴスの服の袖を引っ張っていた。

「私は今考え事をして忙しいので、後にしてもらえますか?」


デミウルゴスは、幼女の状況に興味がなかった。






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