総司side

いや、水樹くん、強すぎない？

水樹くんを道場まで連れていくと案の定1番隊の皆はいい顔しない。まぁ、そりゃそーだけどさ。だからって｢副隊長｣である水樹くんに手を出すことは許さない。まぁ、副隊長じゃなくても許したくないけどね。女の子だし。

なのに彼女、いや彼ときたら。

｢多勢でもいい｣などと。馬鹿なのかな。

しかも勝ってるし。こりゃお仕置ですね。まったく。に、しても素振りの形も綺麗です。

しゃんと通った背筋に普段は適当なくせにとても真剣に素振りをしてる瞳。顔が整ってるからでしょうか。背はちょっと低めではありますが女の子だとちょうどいい。隊士のみんなも先程やられ、実力があることを認めている様子。教えを乞うと優しく丁寧におしえている。なんか、とにかく綺麗です。

…襲いますよ？なんて。私は彼をどう思っているのか自分でも理解できない。ただ、守りたい。そう、思ってしまうのです。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい