第三十三章 惑星の意思

前章のあらすじ

はるは、超次元量子コンピュータの反応素子が起こす偶然から、仮想世界の中で生きている妹のふみと短いながらも会話をする。

そのやりとりにアサキは、仮想世界は自分たちの現実なのだという思いを強くする。

ただしそう思うほど義父母や仲間の死への罪悪感に苦しめられる。

自分がキマイラであり人間ではないということに苦しめられる。


カズミたちに慰め励まされ気を持ち直したアサキは、みんなで空を見上げて夢を語り合う。

他に誰も人がいない、生物もいない、生まれる星もない、未来も希望もない世界だけど、自分たちは魔法使い、奇跡を起こせる存在なのだから、と。

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