第二十九章 遥か遠い時代のお話

前章のあらすじ

黒い少女は強力で、アサキたちは三人がかりなのに苦戦する。

だというのに、黒服がさらに三人現れる。

絶体絶命と思いきやアサキたちも少しずつ順応して、なんとか渡り合っているところへ白い少女が加勢して形勢逆転、黒い少女たちを撃退する。


白い少女に名を尋ねるが、少女は自分に名前はないという。

アサキたちは便宜上、ヴァイス(白)という名前で少女を呼ぶことにする。

黒い少女にも名前を付ける。

最初に現れた少女はシュヴァルツ(黒)、続いて現れた三人は、アインス、ドライ、ツヴァイ(1、2、3)だ。


呼ぶ名前も決まり、続いてアサキたちは、ヴァイスへと状況について、世界についての質問をする。


問われたヴァイスは語り始める。

遥か遥か、遠い時代の出来事を。まるでおとぎ話でもあるかのように。

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