第17話クラスメイト(タイプD)の場合③
あれから必死の抵抗を見せ、藍川の母親が来るまで貞操(後ろ)を守りきることに成功した。
せ、せめて賞賛の言葉をかけてくれ…
「あはは…、全く。カオルには冗談ってものが通用しないんだから…」
「今のを冗談と言えるほどの事件では無かったと思うぞ!」
こんな最悪すぎる貞操の無くし方は無いだろう。
えっ?そうでもない?まじ?俺だけ?
「分かった!悪かったから!お詫びと言ったらなんだけど…、はい!これあげる!」
そう言って藍川は小さい包み袋を差し出してくる。
「……これは?」
「んー?手作りチョコだよー」
「いいのか?なんか悪いな」
試しに一つ取り出して口に運ぶ、ジワァととろけて甘い味が口いっぱいに広がる
「おぉ、これはなかなかどうして美味しいな!」
「へへ、中々美味いだろ?トッピングには特製の媚薬を混ぜ込んだいたぜ!」
「ブフゥウゥウウーー!?」
俺は慌てて口にあるチョコを吐き出したが、効果が出ているのか頭がフワフワしてくる
「な、なんでこんな事するんだ…」
「いやぁ、やはり私の認めた男…。沢山思いを寄せられている女が多いようで。対等に渡り合う為には媚薬の一つや二つ使わなければ堕とすことは不可能ですよー」
「いや、普通に言って!?媚薬盛るくらいなら直接言ってよ!」
只今媚薬による効果で俺のアレが絶賛戦闘態勢中だ…。
「さぁ、身体も上手く仕上がった所で少しゲームをしましょう?」
「げ、ゲームだと?」
「イエス!今この家には母さまも出ていき、この部屋の扉も開けれないように小細工しています!そこで!」
藍川は服を脱ぎ捨てた!
藍川は下着姿になった!
「今から1時間、私はカオルを誘惑するので自分の欲情に勝てたら貴方の勝利、負けたら私とセ○クスをしてもらいます!」
「………は?」
「セッ○スをしてもらいます!」
「拒否権は………」
「大人的な玩具が…」
「分かった、やるからその棒直せ」
10分後…
藍川が積極的にアピってくる
「カオルー、大好きだよ?私結構脱ぐとすごいでしょ!何カップか知りたい?ね、知りたい?」
「遠慮しとく…」
「Fはあるよー?」
「遠慮させてもくれない!?」
カオルの理性が10%削れた
20分後…
藍川がくっついてきた
「ねぇ、ほら!こんなに!あるんだよ!どう!ほら!ほら!!ほら!!!」
「分かった、分かったから離れてくれ」
「楽になれば幾らでも揉めるのに……。今なんか想像した?」
「…………してない」
(嘘である!)
カオルの理性が20パーセント崩れた
30分後…
藍川がブラを取った!
「おまっ!?何ブラ取って…!」
「カオルー!食ちゃうゾ!ガオー!」
カオルは藍川の胸に挟まれた!
「んぶ!?あ、藍川!やめっ!おい!」
「アン♡あんまり動かないでってば!この!この!」
カオルはパフパフされた!
カオルの理性は30%蒸発した
40分後…
「ン♡、ンー♡!ンフー♡」
カオルは残りのチョコを強引に口移しされた!
案外満更でもなかった!
カオルの理性は30%爆散した
そして今55分が経過しようとしていた!
「はぁ、はぁ、はぁ…」
今にもあれは爆発寸前で、頭がクラクラして、上手く動かない。
「ねぇ、カオル。君は何の為に耐えてるの?もしかして私可愛くない?」
そう、藍川も限界に近かった、汗ばんで服が肌に密着し、とても哀れな惨状になっている。
しかし、そんな事には目もくれずただ質問の返答を待っていた。
「前にも誰かに言ったがな…、俺には好きな人がいるんだ。俺はその人と付き合いたいんだ!だから…藍川とは付き合えない」
俺のありのままを伝えた。嘘偽りの無い言葉だった。
「うん、分かってたよ。カオルは真っ直ぐだからね、こんなんじゃ無理だって薄々気づいてたよ」
「だ、だったら!」
「コンナコトヲシナクテモヨカッタノニナ」
ゴトンと音がした気がした。
俺はそれを数秒間凝視、また数秒後に後ろに崩れ落ちた。
おそらく腰がぬけたのだろう、しかしそんな事、今は考えている暇は無かった。
「やっぱり、邪魔者は排除しないとね!」
俺の初恋の相手、有沙の首が転がっていた
「あ………ぁ……あぁああああああ!!」
逃げ出そうとした、しかし腰が抜け、上手く動かなかった。
「君が素直に受け入れてくれないから、一人目の犠牲者が出ました」
「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!!」
「貴方が今後も私を拒むのならまた新しい被害者が出るかもしれませんね?」
「………っ………………!」
「さぁ、選んで下さい…、愛か命か?」
俺は藍川に抱きついた、俺なりの肯定の証だ
「……離れないでくださいね?ダーリン♡」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます