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読ませて頂きました!機能しない自動ドア、”今さら気にすることもないかもしれないが。ガラスのギザギザで〜”のところから既に伏線は貼られていたのですね。読み進めるにつれて不穏な空気を醸し出し、最後になるほど!と納得させる手腕。お見事という他ありません。
ゾンビもので人類の勝利を描くのは新鮮でしたが、こういう物語があってもいいですね。素敵な作品をありがとうございます。
作者からの返信
玄米様、コメントありがとうございます。
伏線が意図した通りに伏線として機能すると、作者としては本当に嬉しくなります。今回それよりも嬉しいのは『読み進めるにつれて不穏な空気を醸し出し』というお言葉。空気とか雰囲気みたいなものって、漠然としているだけになかなか上手く書けないのですよね。少なくとも私にとっては苦手な方面であり、そこが上手くいった作品は自分でも「自信作!」と胸を張れます。
人類が勝利するゾンビもの。長編ならばまだしも、こんな短編では確かに珍しいでしょうね。下手をすると「珍しい」は単なる「奇をてらった」になりかねないところですが、そこを『こういう物語があってもいい』と言っていただけて、感謝しています!
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読み進めていくうちに「この話はどこに着地するんだろう……?」と考えていましたが、見事に覆されました。感服の一言です。
作者からの返信
三嶋悠希様、コメントありがとうございます。
読みながら色々と考えていただけるのは、とても嬉しいです。
「4000字以内の短編、読ませてください。」企画から来ていただけたのですよね。企画内容に「僕が短編の書き方を学びたく」と書いておられましたし、それで余計に「それぞれの作品から少しでも良い部分を吸収しよう」と考えなから読んでおられるのかな、と想像しました。
そんな企画主さまから『見事に覆されました』『感服の一言』と言っていただけて、なんだか誇らしい気分です!
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烏川 ハル 様
企画へのご参加ありがとうございます。
まさにどんでん返し。
この短いストーリーであっさりとひっくり返され楽しませていただきました。
「ああ、これがどんでん返しなのか」と勉強になりました。
作者からの返信
みかん畑様、コメントありがとうございます。
私は読者としても作者としても意外な展開が好きなのですが、ただ『意外』なだけでなく「なるほど」と思える感覚がないと拍子抜けした気分になり、あまり楽しめません。「どんでん返し」という言葉の由来的にも何らかの仕掛けがあってこそ「どんでん返し」と考えており、伏線・布石のない「どんでん返し」は「どんでん返し」というより「ちゃぶ台返し」なのだろう、と思っています。
あくまでもこれは私個人の考えであり、何をもって「どんでん返し」と定義するか、どんな「どんでん返し」が好みに合うのか、それは人それぞれのはず。私自身が気に入っている「どんでん返し」作品を、「どんでん返し」企画の企画主様にも楽しんでいただけて、とても嬉しく思います。
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企画参加ありがとうございます。
どんでん返しにはΣ(゚□゚;)え⁉タイトルの最後の一人ってそっち‼
ゾンビになっても意識があると思うと胸が痛い最後ですね。
作者からの返信
髭爆弾事件様、コメントありがとうございます。
『ゾンビになっても意識がある』というのは、ゾンビにしては人間性が豊かに書きすぎたのかもしれません。本来読者は主人公(特に語り手兼任の一人称主人公)には感情移入するものでしょうから、そうなると確かに『胸が痛い最後』となり、酷いBAD ENDなのですよね。
でも『最後の一人』であるゾンビがやられてしまえば、物語世界そのものは平和になるわけで……。作者としても、少し複雑な気分です。
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この度は自主企画『どんでん返る短編あつめ。』に参加していただきありがとうございます。早速読ませていただきました。
ゾンビ側からの目線だったのですね。映画館に立ち寄り椅子に腰掛けるゾンビの姿を想像すると、あまり恐くないな、と思ってしまったり……。ホラー系が苦手な私でも、読みやすかったです。
作者からの返信
空草 うつを様、コメントありがとうございます。
改めて『映画館に立ち寄り椅子に腰掛けるゾンビの姿』を絵として思い描いてみると、確かに、恐いどころか逆に可愛いと思えてきました。主人公だからそれで良いのかな、と作者としては思ってしまいますが。
読者目線でも、そのおかげで『読みやすかったです』と言っていただけるのであれば、とても嬉しいです。
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自主企画より参りました。
実は…長さとストーリー展開から、途中で結末がわかってしまったのですが、
それでもドキドキしてしまう筆力は天性のものが感じられますね😊
結末がわかっていても楽しい、上質のエンターテインメントを見ている感じでした。
作品次々と量産されているようで、親しみを感じます。
また読ませていただきたいです。💓
作者からの返信
夢美瑠瑠様、コメントありがとうございます。
表現力にも文章力にも自信はないので、『筆力は天性のもの』と言っていただけるのは、くすぐったくなるほど嬉しいです。
私の場合、短編はオチを重視することが多いのですが、読む時も書く時も「どんなに意外なオチだとしても、読者が納得できるオチでなければ意味がない。推理小説で意外な犯人が出てきても手がかり皆無ならばシラけるのと同じで、意外なオチの作品こそ読者に『なるほど』と納得してもらえるような伏線が大事」と考えています。しかし、そうして作中に伏線を盛り込めば盛り込むほど、途中で読者に真相を察せられる可能性も高くなるので、その辺りのバランスが難しいといつも感じています。『途中で結末がわかってしまった』というのも、その辺りに関わるのでしょうが、それでも『結末がわかっていても楽しい、上質のエンターテインメントを見ている感じ』と言っていただけて、とても嬉しく思います。
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チャート企画から参りました。
なるほどっとなる、きれいにまとまったショートショートという印象でした!
・ライトノベル ☆☆★☆☆ 一般文芸
・文学的要素 あり ☆☆☆★☆ なし
・エンタメ性 あり ★☆☆☆☆ なし
・男性向け ☆☆★☆☆ 女性向け
・キャラクター ☆☆☆☆★ ストーリー
あくまで個人の印象ですが、参考になれば幸いです。
作者からの返信
緯糸ひつじ様、コメントありがとうございます。
この作品は「最後まで読めばそれまでの記述の意味に気づくはず」という期待を込めて書いていたので、『なるほどっとなる』と言っていただけるのが、一番嬉しいです。『きれいにまとまったショートショート』というのも、一言でまとまった最高の褒め言葉だと感じました。
また、チャートには皆様の感じ方の違いが現れていて、数が集まれば集まるほど参考になります。感謝しています。
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チャート企画から参りました。
・ライトノベル ☆☆☆★☆ 一般文芸
・文学的要素 あり ☆☆★☆☆ なし
・エンタメ性 あり ☆★☆☆☆ なし
・男性向け ☆☆★☆☆ 女性向け
・キャラクター ☆☆★☆☆ ストーリー
叙述トリックってある意味センス・オブ・ワンダーの技巧で、見慣れた題材の本質を浮き彫りにし鮮烈に印象づける効果があると思うんです。
この作品も記述の曖昧さからオチがわかってしまったのですけど、ゾンビも元は人間という当たり前の気づきに打たれておもしろかったです。
ミスリードのための設定が心理描写に寄与しているのもうまいなと。
人間時の性格とゾンビの本能にギャップを作っているのもよかったです。
キャラクターとストーリーが拮抗してるのはそういう理由で、完成度が高い作品だと思いました。
作者からの返信
戸松秋茄子様、コメントありがとうございます。
冒険小説やバトルものを読んでいて、ピンチらしいピンチがないと平坦でカタルシスが薄いと感じるのですが、実はそういうジャンルに限らず、どんな小説でも『ギャップ』が大事なのでしょうね。いただいた感想から、そんなことを考えました。
チャートの解説に関連して『完成度が高い作品』と言っていただけたこと、とても嬉しく思いました。
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なるほどー。そっちかーい、ですね。切れ味が素晴らしいです。これぞショートショート。
ちょっと違うけど『アイ・アム・レジェンド』(原作の『地球最後の男』のほう)を思い出しました。奴らにとってはオレの方が怪物だったのかっていう。
こちらの作品では固定観念をこびりつかせた読者が騙されてしまうわけですね。深いです。
さて、チャートです。
・ライトノベル ☆☆★☆☆ 一般文芸
・文学的要素 あり ☆☆★☆☆ なし
・エンタメ性 あり ★☆☆☆☆ なし
・男性向け ☆☆★☆☆ 女性向け
・キャラクター ☆☆☆☆★ ストーリー
文学的要素の部分、意外に思われるかもしれませんか、コメントしたように価値観の逆転ていう深いテーマ性を感じたので、こういう診断にしました。
作者からの返信
奈月沙耶様、コメントありがとうございます。
こういう作品ってアイデア勝負に見えて、最後にどう思われるかは、むしろ書き方次第だと考えています。だから『切れ味が素晴らしい』と言っていただけて、とても嬉しいです。
あと『価値観の逆転ていう深いテーマ性』というのも嬉しいですね。私も他の方々の作品を読んでいて「みんなはどう思うかわからないが、自分はここに『文学』を感じる」みたいなことがあったりするので、文学的要素の根拠を書いていただけるのは、とても参考になります。
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そっちかーい!
「モゴモゴ」って言い出したから逃げ延びていた人が実はゾンビ化する前だったのかと思ったら・・・
最後の一人になって地球は滅亡かと思ったのですが安心しました♪
作者からの返信
田仲ひだまり様、コメントありがとうございます。
モゴモゴという表現は「人間ではない」という伏線のつもりでしたが、なるほど『ゾンビ化する前』というミスリードにもなっていたのですね! 作者も意図しなかった、思わぬ副産物! 教えていただき、感謝しています。
また『最後の一人になって地球は滅亡かと思ったのですが安心しました』というお言葉。私は「主人公死亡で終わるバッドエンドを書いてしまった……。主人公に強く感情移入なさる読者の方々は、どういう気持ちになるのだろうか」と少しビクビクしていましたが、確かに人間視点で見ると、これはハッピーエンドですね。その意味で私も、安心できました。
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見事に引っかかりました。
読み直したらちゃんと伏線が張り巡らされていて、くぅっ、やはり私はウッカリ者……! ミスリードにすぐに引っかかってしまうタイプです。
>今さら気にすることもないかもしれないが。
ガラスのギザギザで体を傷つけないように、
>むしろ今は、奇妙な仲間意識を感じていた。本能的なレベルで。
などなど、他にも、「もう、こんなにあったのに!」と。
ゾンビ映画やウォーキングデッドが好きな私にとって、やられた感満載の短編でした。
作者からの返信
オレンジ11様、コメントありがとうございます。
これは特に「最後まで読んだ後で、もう一度最初から読んでほしい」というタイプの作品なので、『読み直したらちゃんと伏線が張り巡らされていて』というのは、ドンピシャリで嬉しい感想です!
こういう「ふと思いついて書いた」系の短編って、プロットとかメモとかのファイルを作らず、それらは頭の中にあるだけという状態で執筆しているので(この作品もそうだったはず)、実は自分でも「どれが伏線だったのか」はハッキリと記録していないのです。他のかたへの返信でいくつか伏線を例示しましたが、その後、作品本文を読み返すと「そう言えば、あの時は挙げなかったけど、これも伏線だな、あれも伏線だな」と思い出す感じ。作者である私自身が『もう、こんなにあったのに!』と言いたくなるくらいでした。
自画自賛するのはお恥ずかしいですが、我ながら「この短さによくこれだけ詰め込んだものだ」と感心してしまいます。短編を書きまくっていた時期だからこそ書けたのだと思いますが、もう一度、こんな感じの作品を書きたいものです(過去の自分に負けるようでは、劣化しているということですからね)。
最後への応援コメント
「始末される」というところで「ゾンビのやることって『始末』って感じじゃないけどなぁ」と引っかかっていたのですがそう言うことでしたか! 微妙に引っかかる伏線の張り方が絶妙だと思いました。
ゾンビを最後の一人にするまで戦える人類も頼もしくて良いですね。素敵でした。
作者からの返信
目箒様、コメントありがとうございます。
ご指摘のあった『始末』の件の他にも、「体を傷つけることを今さら気にすることもない」とか「状況のせいで失われつつある思考能力」とか「まともに話すことも難しくなっていて、モゴモゴと不明瞭な音声」とか、色々と伏線を張ったつもりの作品でした。そのすべてに気づいてもらうのは無理としても、一つでも「ん?」と感じてもらえたら嬉しい、と思っていたので、コメントで言及していただき、とても感謝しています!
また、今さら気づいたのですが、
>ゾンビを最後の一人にするまで戦える人類も頼もしくて良いですね。
言われてみれば、この点こそが、この作品の特徴でしたね。確かに、ゾンビもので(核兵器で辺り一帯を焼き払う以外で)ゾンビが壊滅させられるパターン、あまり見た記憶がありません。
最後への応援コメント
この度は企画ご参加頂きありがとうございます。
そうか、確かに。
この視点でのサバイバルは初めて読ませていただきました。
映画館で映画を観た思い出があったのですね。ゾンビにも人格があって、記憶もある。
一掃されたのは平和だと思いますが、こうも情があったら、ゲームでも殺すのに躊躇しそうですね。
また機会があればよろしくお願いします。
作者からの返信
ハナビシトモエ様、コメントありがとうございます。
確かに、この視点は珍しいのかもしれませんね。
最近は漫画やアニメで悪者の背景を過剰に設定する(読者や視聴者が悪役にも感情移入できるようにする)場合も多いようですが、ならばゾンビものでゾンビの人格や過去を色々と描くことも出来そうですね。